プログラム活用事例
防犯 文部科学省の安全研修をきっかけに、教材を活用
茨城県 土浦市立乙戸小学校
『不審者情報も聞かれる中、より効果的な安全指導をするために実施しました。』
- 報告者
- 教務主任 竹谷先生
- 実施日時
- 2021年7月13日(火)
- 参加者
- 1・2年生児童104名
<目的>
夏季休業中も含め、校外での安全な過ごし方について考える一環として1・2年全クラスで各担任が学級活動の時間に実施しました。地域では不審者の目撃情報などもあるため、生徒指導担当教員から出された配付文書「夏季休業中の安全な過ごし方」を用いて、夏季休業前に毎年重点的に学級や学年での指導を行ってきました。
昨年度、文部科学省が主催する学校安全指導者研修会に参加した際、講師のうさぎママパトロール教室主宰・武田信彦様よりベネッセこども基金の資料に関するご紹介がありました。より効果的な安全指導を行うにあたり、今年度は「子どもの安全・安心ハンドブック」および
「子ども安全教室・講師応援セット」を活用して授業を行うこととしました。
<内容>
土浦市では各教室にパソコンとプロジェクターが整備されているので、それを使ってパワーポイントの流れに沿って授業を展開しました。
一方的な説明に終始することなく、自分を守ることができる空間を確認するために両腕を横に伸ばしてグルッと一周してみたり、「ダルマさんがころんだゲーム」で一人の時にまわりをよく見る練習を行ったりするなど、現実の場面を意識して、動きをともなって学習できるようにしました。また、防犯ブザーの使い方についても確認を行いました。
児童は楽しく学習することができていましたが、安全な空間・距離を保つことについて難しさを感じているようでした。
<感想>
児童
- まわりをよく見る、よく聞くことが大事だとわかりました。
- 「ダルマさんがころんだ」の「だ」の声に合わせて、後ろを振り向くことができました。
教員
- 児童に配付した冊子と連携した内容の講師用プログラムが付属しており、ポイントを押さえながら詳しく指導を行うことができました。授業の準備に要する時間も短縮することができました。
- 後方から大人が近付いてくると「怖い」と感じる児童もいるようでした。防犯において大切な、「人との接し方・コミュニケーション能力」を普段の生活の中で育成していくためにも、日頃からのあいさつなどの指導を大切にしてきたいと感じました。