公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

防犯 児童に夏休み前の安全指導を行った後、個人面談で保護者にもフォロー

和歌山県 串本町立西向小学校

子どもの安心・安全を守る活動

『冊子の各項目に保護者向けの内容があるので、個々の状況に合わせて面談で補足できました。』

報告者
2・3年生担任 東先生
実施日時
2021年7月16日(金)
参加者
2・3年生児童 計11名

<目的>

夏休みに向けた生活指導の一環として、学校として児童・保護者向けに配布している『夏休みのきまり』と併用して指導を行いました。
冊子『子どもの安全・安心ハンドブック』を利用しながら、具体的なロールプレイをし、安全指導を行いましたた。また、前週に県警による『交通安全教室』も行っていたため、生徒指導項目について計画的に児童に理解させていくことができました。

<内容>

2・3年生にとっては言葉だけの説明・指導はイメージしにくいため、冊子が紙芝居風になっていることで、同じように数人でロールプレイをしながら「こんなときどうする?」と考えさせることができました。1ページあたりの情報量も多すぎず、ふりがなもふってあったので低学年でも十分に取り組むことができました。

後日、個人面談の際にも教師用パンフレットを用いて、保護者とも指導内容を共有することができました。冊子には『保護者の方へ』という内容が一つ一つの項目に記載されているため、個別にその児童に特に注意してほしいことを焦点化しながら話し合うことができました。

今後も安全指導については継続的に取り組んでいきたいと思います。

パンフレットを真剣に読む子ども。自分だったらどうするかを真剣に考える
友だちのロールプレイを見たあとで、冊子を見て対応が正しかったどうかを話し合い

<感想>

児童

  • 学校の周りは細くて暗い道も多いから、なるべく一人にならないようにしようと思いました。(2年生)
  • 社会の勉強で探検をしたとき「子ども110番」の家があることに気付きました。町の中で安全な場所をもう一度家族で確認したいと思います。(3年生)

保護者

  • 「行き先」「いっしょに遊ぶ人」「帰る時間」など、我が家のルールを安全面から子どもともう一度確認するとともに、保護者同士や地域の人・学校とのつながりをより強くしながら、町全体で子どもたちを守っていきたいと思います。

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