プログラム活用事例
ネット 高学年の児童に身近な問題ばかりで、夏休み前に必要な指導ができました
埼玉県深谷市立深谷小学校
『知らない人とつながれるオンラインゲームの危険性など、注意喚起することができました。』
- 報告者
- 主幹教諭 鳥塚先生
- 実施日時
- 2021年7月19日(月)
- 参加者
- 6年生児童86名
<目的>
夏休み前に6年生全クラスを対象に、各学級担任が学級活動の時間に指導を実施。毎年、スマートフォンやインターネットの安全な利用について指導は行っていますが、今回、ベネッセこども基金の
「スマートフォン・インターネット 安全教室実施プログラム」があることを知り、利用しました。
<内容>
本校においても、高学年になるにつれてスマートフォンの保有率が高まっています。また、インターネットの利用時間も多くなり、それに伴って生活リズムの乱れ等も問題になってきています。そこで、6年生を対象に安全教室を実施しました。
事前の準備として、パワーポイント資料を活用し、授業の流れを学年内で打合せしました。子どもたちに考えさせる場面についての検討も行いました。
当日は、パワーポイントに沿って授業を行いました。わかりやすい動画もあり、子どもたちは意欲的に学習に取り組んでいました。また、「他人事」で終わることのないように、常に「自分だったら」という視点で考えるようにアドバイスすることにより、子どもたちの感想もより具体的になりました。
<感想>
児童
- 今日の授業で、インターネットの正しい使い方を知ることができました。私の1日を振り返ると、スマホやインターネットを使っている時間があまりにも多いことに気づきました。これからは意識して減らしていきたいです。
- 私も知らない人とつながれるオンラインゲームをやっています。今日の学習で正しい使い方を学んだので、これから使うときは相手を傷つけないように、またうそにまどわされないように気をつけて使っていきたいです。
教員
- 授業の中で、メッセージを送った内容がうまく相手に伝わらず、勘違いで相手を傷つけてしまう場面がありました。そこに子どもたちもうなずきながら共感していました。そのことから、メッセージを送るときには相手に伝わりやすく、また読み返しをすることが大切だと気づいた児童がたくさんいたように思います。また、ゲームのやりすぎによる弊害など、子どもたちにとって身近なことを動画でわかりやすく見ることができたので、多くの子が自分事としてとらえていました。夏休み前に実施ができたのもよかったと思います。