公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

ネット 「ゲームをしたいけど時間がきてしまったとき、どうする?」についてクラスで議論

岡山県 津山市立院庄小学校

子どもの安心・安全を守る活動

『冊子が充実しており、子どもたちが話し合う良い材料となりました。』

報告者
2年生担任 冨山先生
実施日時
2021年12月17日(金)
参加者
2年生児童17名

<目的>

保護者のスマートフォンを使用している児童や、自分のスマートフォンを所持している児童も増えており、スマートフォンの使い方について低学年のときから指導しておく必要があると考えたため、今回このガイドブックを活用しました。
2年生のクラスにて「長時間利用をしないために、スマホのルールを決めたり、守ることの重要さに気づいたりする。」という目標で授業を行いました。順次全学年で指導を実施していく予定です。

<内容>

「スマホを手放せなくなっていない?」というテーマで授業を行いました。
教材の冊子の内容に即したプリントを用意。題材は「約束した時間になったけど、もう少し動画を見たり、ゲームをしたい!どうする?」にしました。

約束した時間を守らなかったらどんなことが起こるかを子ども達に考えさせました。出た意見としては、「目や頭が悪くなったり、集中できなくて勉強ができなくなる。」や「ゲームをしすぎたために、朝起きられなくなる」などがありました。約束した時間を守りたいけど、ゲームも続けたいというときに、どうすれば約束した時間を守れるかを子ども達同士で話し合いました。「見たいけど、我慢する。」や「時間を決めておく。」という意見が多く出ましたが、それでもゲームがしたくなったらどうするのかで議論になりました。

教室での授業の様子 

話し合った結果、「約束した時間がきたら、次の日のお楽しみにする。」ということになりました。そうすれば、家の人との約束も守れるし、明日への楽しみもできるので、ゲームをし過ぎることもないと考えたようです。

今回の授業により、約束を守ろうという意識づけになったと思います。守れなくなりそうになったら、自分の気持ちを切り替えて、明日へのお楽しみにすることになりました。

グループで話し合う様子 
振り返りを書く様子

<感想>

児童

  • 約束を守れなかったときのルールを決めれば、約束を守ろうという気持ちになると思いました。
  • 時間をきちんと決めて、決めた時間を守るようにしようと思います。
  • 体のために、スマホやゲームを使いすぎないようにしようと思います。

教員

  • ガイドブックの内容が充実しており、子ども達に伝えるときのとてもいい資料となりました。子ども同士で話し合うための材料としても、とてもよかったと思います。

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