プログラム活用事例
ネット さまざまな教材を使ってくり返しスマホやSNSの使い方を指導
栃木県 益子町立益子西小学校
『ゆるいルールを後から厳しくするのは難しいので、意識を高めるよい機会になりました。』
- 報告者
- 5年生担任 大島先生
- 実施日時
- 2021年12月16日(木)
- 参加者
- 5・6年生児童 98名(各クラスにて指導)
<目的>
スマホやインターネット(SNS)の使い方については、夏休み前に警察庁・文部科学省リーフレット「守りたい 大切な自分 大切な誰か」を配布して指導していたほか、「LINEみらい財団 情報モラル教育教材」を用いた指導もしていました。 今回は、冬休み前の児童指導をさらに強化・徹底するために本資料を使って指導を行いました。
<内容>
資料「初めてのスマホ安心ガイドブック」を使い、学級活動の時間に各クラスで45分の授業を実施しました。
授業では冊子のトラブル事例をもとに、「なぜダメなのか」「その行動が後でどんな結果をもたらすか」について、想像力を働かせながら話し合いました。子どもたちも今回の授業を通して、スマホには便利さや楽しさだけでなく、多くの危険が潜んでいることを再認識できたと思います。
本校の5年生はスマホ所持率はさほど高くありませんが、ゲーム機やタブレット端末等を含めると、80%以上の児童が何らかの形でインターネットを利用しているという実態があります。そこで、授業後に冊子の最後のページにある「わが家のスマホルール」を活用し、家庭でどのようなルールを設定しているかを調査・分析しました。スマホを使っていい場所や場面、時間帯など、具体的なルールを再設定するよい機会になったと思います。
<感想>
児童
- 本当にこんなことをするのかな、と思うようなことが書いてあって、ぼくは絶対にやらないようにしようと思いました。家族とインターネットの使い方について話し合ってルールを決めたので、これから冬休みにちゃんと守れるようにしたいです。
- 今は家族のタブレットや家の人のスマホを使っているので、自由に使えなくて不便だなと思うことがあります。でも今回の勉強で、スマホの使い方のルールを決めて守ることが大切だということがわかりました。中学生になったら自分のスマホを買ってもらうので、使い方に気をつけたいと思います。
教員
- 家庭でのルールについて児童に確認すると、ほとんどルールが無い、あっても「ネットやゲームは平日3時間まで」など緩すぎる家庭が多いなと感じました。一度緩めたルールを厳しくするのはとても難しいので、このような機会を通してルール作りへの意識を高めていきたいと思います。