公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

ネット 人権参観日に、保護者にも参加してもらいながらネットモラルを指導

岡山県 真庭市立落合小学校

子どもの安心・安全を守る活動

『班の話し合いに、保護者にも参加してもらい意見をまとめていきました。』

報告者
4年生担任 辻本先生
実施日時
2021年12月14日(土)
参加者
4年生児童19名

<目的>

一人一台タブレットの導入により、個人でネットを利用することが増えたため、人権参観日に保護者にも見てもらいながらネットモラルについて学習しました。

<内容>

講師用プログラムに沿って、45分の授業を実施しました。人権参観日に充てることで、保護者にも見てもらいました。

最初の「なんで来るの?」という問いには、「言い方がひどい。」など、言葉通りにとらえる児童ばかりでした。交通手段のことだとわかると、「もっと相手に伝わるように考えてメールを打たないといけないな。」という意見が多数出ました。

動画は3年生のときに見たことがあったようですが、二回目でも真剣に見ていました。基本的にはペアトークをしましたが、動画については班で話し合いをしました。そこに保護者も来てもらい、一緒に話し合いに混ざってもらいました。「動画の中で何が問題だったのか。」をテーマに話し合い、用紙にまとめました。その後、班の意見として1班ずつ発表し共有しました。

最後に付属のワークシートを使って授業を受けた感想や心に残ったことを振り返りました。3の「インターネットを上手に使うためのルールを考えてみよう」の項目は土日の宿題にし、おうちの人と話したことを書いて持ってくるようにしました。

初めてのスマホ安心ガイドブック』は、その日に持ち帰って家でおうちの人と見るように伝えました。実施プログラムは、1つ1つていねいに作られていて、流れもわかりやすく、大変使いやすかったです。

授業の様子
班での話し合いの様子

<感想>

児童

  • ゲームに時間を使いすぎると、何もかもがうまくいかなるのがとてもこわかったです。SNSでは相手の立場になって言葉を考えようと思いました。簡単に信じてはいけないと思いました。これからも気を付けていきたいです。
  • 特に最後に出た「フィルタリング」は、どれだけどんな風に役に立つのかというのが心に残りました。①の「読み返す」は、いつも母がしているなと思い、心に残りました。ネットでは簡単に嘘をつけるので気を付けたいです。

教員

  • 日々、口頭ではネットのマナーやルールについて話をしていますが、パワーポイントを使って事例を1つ1つわかりやすく説明できたので、児童の中に内容がストンと落ちたような気がします。事例も児童の身近に起こりそうなものばかりで、真剣に聞いて考えていました。また、ペアトークや班での話し合いも活発になり、積極的に意見が言えていたように思います。まだまだ取り上げていない事例もたくさんあるので、関連づけて話をしていきたいです。

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