プログラム活用事例
ネット 親子ふれあい学級での題材に「初めてのスマホ安心ガイドブック」を使用
京都府 木津川市立恭仁小学校
『クイズ形式で子どもの考えを書いてもらい、親子で話し合ってもらうことができました。』
- 報告者
- 5年生学級委員(保護者)泉様
- 実施日時
- 2021年12月13日(月)
- 参加者
- 5年ふれあい学級(児童・保護者・教員)13名
<目的>
高学年になり、自分のスマホを持っている、またはこれから持ちたいと思っている子どもたちに、保護者と一緒にスマホ使用のモラルについて考えるきっかけを作りたいと思い実施しました。
<内容>
毎年1回、学年ごとに親子レクリエーションとして、学級委員(保護者)が主体となり「ふれあい学級」を行っています。学校の働き方改革もあり、教室にて総合的な学習の時間を使って実施しました。親子が集まる機会なので、子どもたちがスマホ使用のモラルについてどのように理解しているのかがわかるようにし、家庭でも話し合えるきっかけになるよう工夫しました。
事前に「初めてのスマホ安心ガイドブック」のクイズページをパワーポイントで黒板に映せるように準備しておきました。クイズの答えと、「なぜそう思ったか」の理由を書ける用紙も作成し、子どもたちに書いてもらえるようにしました。クイズの答えは、各家庭でガイドブックを親子で一緒に確認しながら、保護者のかたに〇をつけてもらう形をとりました。
<感想>
保護者
-
ゲーム感覚でクイズに取り組み、わが子の回答をもとに、わかっているようで確認できていなかったテーマについてガイドブックも参考にしながら話ができたのでよいきっかけとなりました。ガイドブックを配付されただけでは、本人がどのように認識しているかわからなかったと思います。
「ネットで知り合った人に会おうと言われたら?」というクイズでは、子どもが「信用できそうな人かたしかめる」と回答しており、この場合どうしたらよいのかを親子でしっかりと話し合うことができました。 - 子どもはちょうどスマホをほしがる年頃です。小さい頃からスマホ自体は身近にあり、使い方を多少知ってはいるものの、危険性について本当に理解できているのかということが心配だったので、いい機会になりました。クイズは全問正解で、基本的なことは理解できているとわかり、よかったです。今後もスマホについて困った事例などを学んでいきたいです。
- ガイドブックはわかりやすいイラストで取り組みやすかったです。最近物騒な事件や、子どもが巻き込まれる事故・災害などが起こっているので、幅広いケースを想定したガイドブックもあると良いなと思いました。
学級委員
- ガイドブックをもとに、どのように進めようかと迷いましたが、ただ読み上げるだけでは子どもたちの理解度がわからないと思い、解答用紙に思ったことを書いてもらう、という形をとりました。限られたレクリエーションの時間内に短時間で実施できました。家庭でのルール作りへの導入がしやすかった点、フィルタリングの情報が多く載っていた点が特に良かったです。