プログラム活用事例
防犯 こども110番の場所の再確認と、不審者対応を指導
長崎県 壱岐市立瀬戸小学校
『「いかのおすし」だけでは説明しきれないことを詳しく指導できました。』
- 報告者
- 生活指導担当 神崎先生
- 実施日時
- 2021年12月20日(月)
- 参加者
- 全校児童 83名
<目的>
冬休み前の生活指導を行う際に、生活指導担当から授業の合間に全校に対して安全指導を実施しました。例年は長期休み中の生活指導のみでしたが、今年度はベネッセこども基金のプログラムを使用して、不審者対応のレベルアップ学習を実施しました。
<内容>
パワーポイントを使って話をしました。事前準備として、シナリオやパワーポイントに一部修正を加えました。
子どもたちは今年度のはじめに「こども110番の家」を歩いて確認していますが、すべての場所を確認できたわけではないため、改めて町の中の「こども110番の家」について知らせました。
<感想>
児童
- なるべく一人ではなくて、何人かで帰ろうと思いました。また、帰る時も周りをよく見て歩こうと思いました。話を聞いて、逃げ方や叫び方、距離の取り方がわかりました。
- 家の近くの自転車置き場など一人になりがちな場所があるので、気を付けます。そして、遊びに行くときは、防犯ブザーを持って行ったり、人通りのないところは通らないようにしたりしたいです。
- 『もし一人になったら』というところが心に残りました。時々一人になることがあるので、できるだけ一人にならないように気を付けたいです。自分は危ない経験をしたことがありませんが、これからもしもの時は逃げる場所を決めたり大声を出したりするなど気を付けたいです。
教員
- 学校で不審者に対する避難訓練をしたので、子どもたちは、『いかのおすし』という合言葉やその意味をよく覚えていました。しかし、登下校中や地域で一人になる時間や場所があること、もし不審者に遭遇した時は振り返らずに走って逃げること、「できません」と言って断ること等、詳細についてはあまり意識していなかったようでした。冬休み前に今回の指導を実施し、啓発することができました。