プログラム活用事例
ネット 人権参観日のテーマとして、保護者も一緒にネットマナーを学習
高知県 安芸市立赤野小学校
『セリフや動作コメントもあり、授業者が進めやすい教材でした。』
- 報告者
- 黒石教頭先生
- 実施日時
- 2022年2月8日(火)
- 参加者
- 3~6年生児童25名、教職員
<目的>
今年、市のPTAから「ネット宣言」が出されたことを受け、学校や家庭でネット・スマホの安全な使い方について考える場をもつこと、家庭でのスマホルールを考えることを目的に、人権参観日の学習会として設定しました。
テーマは早くから決まっていたのですが、コロナ対応を考える中で外部に講師依頼をするのが難しく、そのような折にベネッセこども基金から教材の紹介資料が届き、教員でも実施できる内容だったため申し込みました。
<内容>
3年生以上の児童21名を5グループに分け、45分間で授業を実施しました。
人権参観日なので保護者も一緒に学習する流れとし、きょうだいは同じグループとしました。
【授業の流れ】 ※使用教材...パワーポイントデータ(45分版)、ガイドブック、ふり返りシート
1)導入(3分)
児童のスマホやネット利用について共有しました。
2)4つの課題について考える(30分)
シナリオに沿って、グループで考える時間を取り、意見を交流しました。
3)まとめ(2分)
4)安全に使うために(5分)
ここで冊子を配布し、33ページの「わが家のスマホルール」について説明。家でのルールづくりを宿題として伝えました。
5)ふり返り(5分)
ふり返りシートを活用し、各自で記入しました。
<感想>
児童
- 伝わり方を考えてから文章や写真などを送ることが大切だと思いました。まちがえたと思ったら、送った相手に「意味は〇〇だよ」と送るようにします。自分で判断できないときは、親に聞くようにしたいと思います。
- ゲームやインターネットを使い過ぎないように、家族と話し合ってルールを決めることが必要だと思いました。
- インターネットにはさまざまな危険があることを再確認することができました。知らない人には自分の個人情報を教えてはいけない、会ったりしない、知らない人とかかわらないということが改めてわかりました。
教員
- 4つの課題についてクイズや動画等で理解できるようになっており、子どもたちも終始意欲的に学習に参加できました。 授業者としても、セリフだけでなく動作コメントまで細かく説明があったので、スムーズに進めることができました。
- 課題ごとにまとめのページが設定されているのも、意識付けになりよかったです。
- 今回はワークシートを使わずに、グループで話し合いながら大事なことを確認していきましたが、45分版のスライドにない場面については、ワークシートを活用して学習を継続して行いたいと思いました。