公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

ネット クイズや動画を活用してネット安全指導

静岡県 御殿場市立原里小学校

子どもの安心・安全を守る活動

『動画があることで場面を想像しやすく、身近なトラブル事例について考えることができました。』

報告者
主幹教諭 武田先生
参加者
4年生児童75名、5年生児童86名、6年生児童92名 計253名

<目的>

今年度よりタブレット(iPad)での学習が始まり、子どもたちがインターネットなどに触れる機会が増えました。使用頻度が上がるにつれてさまざまな問題が出てきたため、改めて各クラスで指導を行いたいと考え、実施しました。5・6年生は毎年、企業によるスマホケータイ教室を受講していますが、ベネッセこども基金の冊子配布のお知らせを見て、冊子を活用した指導をしたいと考えました。

<内容>

5年生では、45分間のプログラムに沿って安全教室応援キットを使用して授業を行いました。子どもたちは、家でスマホなどを使用している子とそうでない子によって情報量が違っていました。クイズの途中で停止し、反応を確認しながら進めました。

クイズの答えを考える子どもたち

冊子や映像は場面ごとになっており、子どもたちにとって身近な問題に触れていたため、さまざまな反応やつぶやきが聞かれました。子どもたちに特に伝えたい場面については長めに時間を取り、大切な言葉やルールなどを確認しました。

実施後の振り返りでは、子どもたちが気づいた問題点をまとめて発表することができました。

振り返りを書く子どもたち

<感想>

児童

  • インターネットやスマホ・ゲームが原因で事件に巻き込まれたり、自分自身が困ることがあるとわかりました。ゲームのやりすぎについて、動画を視聴したので心に残りました。インターネットを使用するときは、親の目の届くところで使うなど工夫して使いたいです。
  • スマホを使う時には、ちゃんと時間を守って使い、知らない人には会わないようにしたいと思いました。知らない人から写真を送ってほしいと言われても、送ったらだめだということがわかりました。ネットには住所などを載せないようにしたいと思いました。
  • この冊子を作ってくれた人は、私たちを心配してスマホのルールをしっかり教えてくれたと思うので、私も気をつけながらスマホを使いたいと思います。

教員

  • 学習内容が具体的でわかりやすいため、必要な場面について重点的に伝えることができました。動画教材があることで、実際の場面などを想像することができたようで、よかったです。

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