公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

ネット SNSでの写真のトラブルなどについて理解

大阪府 岸和田市立常盤小学校

子どもの安心・安全を守る活動

『教材にまとめの部分があるので、振り返りや意識付けに活用できました。』

報告者
4年生担任 栗山先生
実施日時
2022年3月17日(木)
参加者
3・4年生児童266名

<目的>

児童の携帯電話の所持率が上がり、それに伴ってSNSでのトラブルも増えている現状です。この教材を通してSNSモラルについての指導及び啓発ができればと思い、利用することにしました。

<内容>

45分間の講師用プログラムを使用し、総合的な学習の時間や特別活動の時間を使って各クラスに分かれて授業を行いました。

はじめの導入では、さまざまな機器からインターネットに接続できることを話し、スマートフォンを持っている児童だけでなく、インターネットは身近なものであると実感させることができました。

SNSのメッセージのトラブルのところでは、実際にこのような伝わりにくい内容が送られて来たらどのように感じるのか、そしてどのように返事をすればいいのか、時間を取って考えさせました。対面では通じる言葉が、SNSを使うと人を傷つけてしまうことがあることを学習しました。

児童の振り返りとして多く挙がったのは、写真や個人情報に関するトラブルについてでした。写真一枚から始まる人間関係のもつれや、事件に巻き込まれてしまうかもしれないということが印象に残ったようです。

<感想>

児童

  • インターネットを使うのは楽しいけれど、個人情報は言わないように気をつけようと思いました。またスマートフォンを使う時間を見直そうと思いました。
  • 事件にまきこまれるのはこわいので、だまされないようにルールを守ろうと思いました。簡単に情報を信じてはいけないなと思いました。何かあったら大人に相談しようと思います。
  • けんかにつながることもあるので、メッセージで伝わりづらい言葉を使わないようにしようと思いました。現実でされて嫌なことは、インターネットの中でもしてはいけないと思いました。

教員

  • スライドが見やすく、身近な事例を取り上げてくださっているので、児童も興味を持って学習することができました。また、まとめの部分があることで、指導内容のふりかえりや意識付けをさせることができました。

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