公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

ネット スマホを持つ子どもが増える前に、SNSやネットのモラルを指導

北海道 札幌市立信濃小学校

子どもの安心・安全を守る活動

『事例が子どもたちにわかりやすいものだったので、自分ごととして考えることができていました。』

報告者
教務主任 山田先生
実施日時
2022年11月25日(金)
参加者
4年生児童73名

<目的>

4年生でスマートフォンを持っている子どもはそれほど多くないですが、5・6年生になるとスマートフォンを持つ子どもが多くなります。また、学校では一人一台端末が導入されてインターネットを利用する機会も増えています。そこで大きなトラブルが起きる前に、SNSやインターネットの正しい使い方について学ぶ機会を設けたいと思い、この学習に取り組むことにしました。

<内容>

特別活動の時間を使って、講師用プログラムに沿って45分の授業を実施しました。

この学習を行って特によかったと思ったところは二つあります。
一つ目は、SNSによる言葉だけのやり取りでは誤解が起きやすいことに気付いたことです。
【①SNSでトラブル】の事例で「なんでくるの?」という質問が、理由なのか交通手段なのかよくわからないということを実感していました。言葉だけのやり取りの難しさや、お互いに誤解しないための方法について考える機会となりました。

二つ目は、時間の使い過ぎについて見直すきっかけになったことです。普段、ゲームをする子どもは多く、時間の約束はあるものの、時には伸びてしまうこともあるということでした。
【③時間の使いすぎトラブル】の事例を見て、ゲーム中心の生活を送ることになった結果、健康面や友人関係など様々なところに支障が出るということを再認識できたようでした。

授業で自分の考えを伝えようとする様子
子どもたちの考えを板書にまとめている様子

<感想>

児童

  • LINEやSNSで言葉を打つときには、気を付けないと相手をがっかりさせてしまうかもしれないから、送る前に内容が大丈夫か見直すようにしたり、家の人に見せたりしてから送るようにします。
  • 最近、ゲームをやる時間が長くなっているので、今日習ったことを振り返って生かしていきたいです。
  • 今までゲームをする時間を決めていなかったので、家の人と相談して時間を決めたいです。

教員

  • パワーポイントとシナリオがあってとても取り組みやすかったです。
  • 事例が子どもたちにわかりやすいものだったので、自分ごととして考えることができていました。
  • 45分で4つの事例を扱うのは時間的に厳しかったので、2つか3つの事例に絞った方がよかったと思いました。

SNSでこの記事をシェアする

一覧に戻る