プログラム活用事例
防犯 秋の安全指導にて、各担任が教材に沿って授業を実施
埼玉県 戸田市立戸田第二小学校
『「知っている」だけでなく「使える」「できる」ように、今後もくり返し練習していきたいです。』
- 報告者
- 主幹教諭 黒田先生
- 実施日時
- 2022年11月25日(金)
- 参加者
- 1~3年生児童
<目的>
安全指導は毎年1回、11月ごろに実施しています。今年は2年生の不審者対応避難訓練と町たんけん、1年生と3年生の校外学習に合わせて、1~3年生の全クラスで安全指導を実施しました。
各担任がベネッセこども基金の講師用プログラム、冊子等を使用して指導しました。
教材を使うことで、自分の身を守るために必要な知識をわかりやすく伝えることができました。
また、教材を用いて具体的な実践も取り入れることができました。「助けを呼ぶ」、「安全な距離をとる」など、教室内でもできるワークショップを行いました。
<内容>
基本的には、教材を用いて授業を進めました。教材の中にあるポイントを順に解説し、ワークと組み合わせて実践していきました。
実際に行った学習指導は、以下のとおりです。
①安全な距離の確保
→説明するだけではなく、隣同士で安全な距離を実際にとり、確認しました。
②ロールプレイの実施
→グループで、「あめをあげるよ」、「〇〇駅はどこ?」、「車に乗る?」などと声をかけられたときに、「できません」、「いりません」と言えるように役割演技を行いました。
<感想>
児童
- 「できません」などは、友だちどうしでは言えました。でも、本当に不審者と会ったときに言えるかどうかは不安です。知らない人の場合は、まずは「断る」という気持ちをもっていようと思います。
- こども110番の家のことは、意識していませんでした。でも学区内には、たくさんの助けを求められる場所があることを知り、安心しました。すぐに逃げられるように場所を覚えておきたいです。
- ハンドブックに、公園のトイレにも危険があると書いてありました。あそんでいるときに使っていたので、これからは家ですませておこうと思います。
教員
- 実際に授業をしてみて、防犯ブザーが鳴らない、こども110番の家を知らない子が多いことに驚きました。いざというときに、使えるものになっていないといけないと感じました。不審者に対応するときも同様ですが、知識があるだけではなく、それを実際に使えるように日常的に指導していくことが大切であると感じました。保護者にも呼びかけて意識の高揚につなげていきたいです。