プログラム活用事例
ネット マンネリ化しがちな長期休み前の安全指導を、効果的に実施
茨城県 那珂市立菅谷西小学校
『子どもの興味を惹くよい教材でした。思考の可視化アプリを一緒に使いながら進めました。』
- 報告者
- 生徒指導主事・6年生担任 富樫先生
- 実施日時
- 2022年12月22日(木)
- 参加者
- 6年生児童57名
<目的>
生徒指導主事として、長期休業前には必ず安全指導を全校に行っています。しかし毎回終業式に文字ばかりの簡単な資料を配付して短い話をするだけで、ややマンネリ化を感じていました。児童の興味関心を惹きながら、意識を高められるような資料を探していたところ、職員室内の回覧でベネッセこども基金の資料を見つけて活用させていただくことにしました。
教材は使いやすくまとめられていて、効果的だったように思います。クイズの正解の番号はランダムに変わるほうが児童同士にコミュニケーションが生まれ、よりアクティブな学びになったかなと思います。
<内容>
前半30分で、「初めてのスマホ安心ガイドブック」を活用して、インターネットデバイスに関する安全意識を高めるための授業を行いました。「クイズにちょう戦!」のクイズを、思考の可視化アプリケーションである「ポジショニング」と組み合わせて、自他の思考の動きをタブレットと電子黒板で共時的に示しながら行いました。
最後の10分では「わが家のスマホルール」を書き、それについて友達と話しながら自他のルールを比較することで、「うち全然ルールないよ」という児童が「けっこう厳しいルールの家が多いんだ」と感想をもつなど、自分のデバイス活用のしかたを客観的にとらえることができたようです。
<感想>
児童
- クイズの答えが2ばっかりで、そういうパターンかと思ったけど途中から答えが1に変わって、ちょっと迷いました。おもしろかったです。
- タブレットやスマートフォンの使い方で、危険なことはなく大丈夫だろうと思っていたけど、今日勉強してやっぱり危ないことがあり得るんだと思いました。
- 僕の家は何もルールがなく、朝も夜も自分で好きに使っているが、友達の家は夜9時までというところが多く、僕もあまり夜遅くまで使わない方がいいのかなと考えた。
教員
- 使いやすくまとめられていて、効果的であったように思う。ずっと正答が2よりは、交互のほうが児童同士にコミュニケーションが生まれ、よりアクティブな学びになったと思います。