公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

ネット 保護者と児童それぞれに、ネットモラルと安全について指導

大分県 大分市立八幡小学校

子どもの安心・安全を守る活動

『少人数のグループ交流やペアトークを取り入れて進めました。』

報告者
2年生担任 中村先生
実施日時
2022年12月1日(木)~16日(金)
参加者
2年生児童23名とその保護者

<目的>

1~6年生まで単学級の小規模校です。情報モラルの研修や講義を受ける機会の少なかった保護者への啓発とともに、児童が冬休み前を安全に過ごすための学習を行いました。保護者向けには保護者会で、児童向けには授業の時間内で話をしました。

<内容>

〈保護者〉2学期末の保護者会の折、「子どもの安全・安心ハンドブック」「初めてのスマホ安心ガイドブック」を配布し、それぞれのテーマに沿って少人数のグループ交流を行いました。

〈児童〉講師用プログラムに沿って、特別活動の時間に25分の授業を2回実施しました。1人1台タブレットを毎日授業で使用し、使い方にも慣れてきたところです。家庭生活でもゲーム機やテレビなどさまざまなツールが世界とつながっていることを学習に取り入れました。具体的にどのような行動をとればよいかをペアトークで確認しました。

ペアトークをする児童たち

<感想>

児童

  • 家ではインターネットやゲームのルールを決めて、使い過ぎに気をつけます。

教員

  • 大切な事柄を端的な言葉で提示した資料で、低学年の児童にもわかりやすかったです。今回の学習では、具体的な場面からまとめの言葉をペアトークで想像させました。どのペアも活発に話し合い、全体交流でもたくさん意見を出しました。その後、ワークシートにまとめを書かせることで意識づけを行いました。

保護者

  • 忙しい時などに子どもに自分のスマートフォンを持たせることがあります。子どもは学校で使い方がわかるようになっているので、保護者も接続する内容を把握しようと思いました。
  • 子どもの写真や学校での様子など、安易にSNSを使ってはいけないと思います。保護者同士の連絡も言葉で誤解されないように気を付けます。

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