プログラム活用事例
ネット アプリでのトラブル防止について指導
埼玉県 加須市立加須南小学校
『中学などで起こりがちなメッセージアプリでのトラブルに備え、児童に身近な事例で伝えることができました。』
- 報告者
- 教務 小之原先生
- 実施日時
- 2022年12月1日(木)~16日(金)
- 参加者
- 全校児童194名
<目的>
学校に届いたDMを見て、スマホでのトラブルが起こりがちであることを考え、指導の資料にしようと申し込みました。 ネット利用のルールを知ることを目的として、3年生以上のクラスで冊子やプログラムを使い、道徳や学活の時間に各担任が授業を実施しました。1・2年生には別途安全・防犯の授業を行いました。
<内容>
高学年は、携帯アプリの使用について話をしました。学年が上がるとクラスの大半がアプリを使い、友達と毎日連絡していることがわかりました。子どもたち自身はモラルをもって使用していると話していますが、実際に中学校などで起こるトラブルの7割は、LINEなどのメッセージアプリであることを話しました。ベネッセこども基金の冊子を読みながら、携帯やタブレットの使いみちや安全について改めて話をし、指導しました。
保護者には、学級懇談会の時に児童に指導する旨を話し、授業後に家庭でも冊子を利用して話し合いをしてもらうようお願いをしました。
<感想>
児童
- インターネットは便利だけれど、危険が転がっているとわかりました。誰でも嘘がつけてしまうので、簡単に信じないように気を付けたいです。SNSは誰が見ているかわからないし、お店に迷惑なこともしてはダメということ、自分の情報を書かないことが大切だとわかりました。
- ルールやマナーがわかりやすいイラストで載っていたので、してはいけないことがよくわかりました。ゲームのやり過ぎでこんなに友達との関係が悪くなったり、宿題が手につかなくなったりするのかと驚いたので、これからもルールを守って使うようにしたいです。
- メールのトラブル等はあると知っていたけれど、こんなに多いとは思いませんでした。日本語は一つの言葉でもいろいろな意味でとらえることができるので、相手が傷つかない言葉が入っていないか、別の意味でとらえられそうな表現になっていないか、読み返す必要があるとわかりました。また、人の気持ちを考えることが大切だと感じました。
教員
- スライドに沿って実施したので、具体的な場面を提示した後にクイズ形式で楽しく正しい行動を学習することができました。学級の児童全員が家でスマホやタブレットを触っているという実態があり、身近なこととしてとらえることができたと思います。正しい行動や「こんな危険があるんだ。」ということの理解を深めることができました。