プログラム活用事例
ネット 食料支援先の子育て家庭に、食品と一緒に「初めてのスマホ安心ガイドブック」を配付
認定NPO法人フードバンク山梨
『毎日仕事・家事・育児でまったく自分の時間が取れず、情報収集もなかなかできないので、とても参考になりました。わかりやすい冊子なので、子どもと一緒に読みたいと思います。』
- 報告者
- 事務局 川崎様
- 実施日時
- 2022年12月19日(月)~26日(月)
- 参加者
- 支援世帯906世帯(子ども1767人)
<目的>
子育て中で、支援が必要な家庭に対して食品を送る、当法人主催「フードバンクこども支援プロジェクト」の利用世帯に、食品といっしょに冊子
「初めてのスマホ安心ガイドブック」を入れ、随時宅配便でお届けをしました。
<内容>
当法人の食料支援対象世帯は、「ひとり親」家庭が78%を占めています。利用者の声によると、保護者の手が離せない時間は、子どもにスマホを持たせることも多いとのこと。頼りにせざるを得ないスマホですが、トラブルや危険性についても知り、安全に利用するために基礎的な知識や注意点を保護者にも子どもにも理解してもらうことを目的として配付しました。
食品を入れた段ボール箱を開封した時に目に入るよう、最上部に冊子をセットしました。
利用者へのおたよりの中で本ガイドブックについて紹介し、ご家庭で保護者と子どもとでいっしょに閲覧していただけるよう、呼びかけました。
<感想>
保護者
- 中学生の娘も入学と同時にスマホを持つようになりましたが、SNSの何気無い投稿に傷つき、嫌な思いをした経験があります。親としては危険を避け、安全で楽しいアイテムになるようにその都度話をして上手に使えるようにアドバイスしていますが、このガイドブックならイラスト付きで小さな子どもにも理解しやすく、やってはいけないことがはっきりとわかるので、家庭でのルールを決めるきっかけになる冊子だと思いました。
- 食品とともに、情報を届けていただきありがとうございます。毎日仕事・家事・育児でまったく自分の時間が取れず、情報収集もなかなかできないので、とても参考になりました。「初めてのスマホ安心ガイドブック」はかわいい絵でわかりやすそうです。子どもと一緒に見たいと思います。
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食品配付の機会を活用してガイドブックをお届けしました。クリスマス時期に、届いた食品を「プレゼント」だと喜んでくれる家庭が多いです。本ガイドブックもそうした家族の団らんの中で楽しく読み進められたのではないかと感じています。イラストが豊富で直接書き込めるページもあり、お子さまが「参加」している実感も得られる実践的なテキストだと思います。
当法人の食料支援は寄贈いただいた食品をお届けするため、寄付してくださった方々の温かい気持ちも一緒にお送りできていると感じています。それに加えて、子どもたちがスマホの使用をめぐり危険な状況に置かれている社会状況の中で、今回のような重要な情報を提供でき、担当者として活動により深い意味を添えられたと感じています。