公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

ネット 児童に身近なLINEの事例などで、ネットマナーを改めて確認

神奈川県 大和市立西鶴間小学校

子どもの安心・安全を守る活動

『テキストがクイズ形式になっているので、児童も取りかかりやすかったようで、効果的に理解できました。』

報告者
5年生担任 高橋先生
実施日時
2023年2月1日(水)
参加者
5年生児童35名

<目的>

情報モラルについて毎年講師を招いて学習をしていますが、高学年になってスマートフォンの所持率が上がったことや、一人一台chromebookを使用するようになったこと、インターネットの情報の取り扱いについても不安があったことなどから、今一度扱い方について確認する必要性を感じ、改めて時間を取って指導をすることにしました。

<内容>

学活の時間に、45分で授業を実施しました。

クイズ3では、LINEなどで書き込んだ言葉が正しく伝わるとは限らないということに関して、身近な問題と感じる児童も多かったようです。「なんで来るの」「やばい」などテキストに載っていた言葉についてどう感じるか話し合いました。意見が二つに分かれるようなものはSNS上では絶対に正しく伝わらないということを指導しました。

メッセージを読んでどう感じるか、意見を出し合う

またクイズ10とクイズ11では、インターネットに写真をアップロードすることの危険性についてピンときていない様子も見られたので、実際の事例を交えながら指導をしました。今回の授業を通して、問題意識をもつことができたようです。

帰宅後に家の人とテキストを読み直し、最終ページに「わが家のルール」を書き込むことを宿題として出しました。

事例について、何が問題かをじっくり考える

<感想>

児童

  • 私はまだスマホを持っていませんが、いざ持つことを想像すると不安なことがたくさんあります。このガイドブックで「どう使えばいいか」や「どんなことに気を付ければいいか」といったことがよくわかりました。今のうちにスマホのルールやマナーを親と相談して決めたいと思いました。
  • スマホを使う時には、個人情報を守り、絶対に個人情報をインターネットに載せないようにします。また、インターネットで知り合った人に自分の家の写真を見せたり、絶対に会ったりしてはいけないということがわかりました。スマホを使うときにはこれらのことに注意して使いたいと思います。

教員

  • SNSなどを使用するにあたって気を付けるべきことが1ページごとにわかりやすくまとまっていたので、授業がしやすかったです。またテキストがクイズ形式になっているので、児童も取りかかりやすかったようで、効果的に理解できました。

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