公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

ネット 学級に応じて45分版や15分版のプログラムで授業を実施

和歌山県 和歌山市立四箇郷北小学校

子どもの安心・安全を守る活動

『スライドの分量が多すぎず、時間配分を柔軟に変更できるようになっていたので使いやすかったです。』

報告者
5年生担任・生活指導主任 岩﨑先生
実施日時
2023年1月26日(木)
参加者
5年生児童29名(その他各学級でも実施)

<目的>

スマホ・インターネットを使用する上でのマナーや危険性については、地域の少年センターの出前授業を活用したり、授業参観で人権教育と併せた情報モラルの授業を行ったりすることで指導してきました。学年が上がるにつれてスマホを持つ子が増えてくることをふまえ、3学期にも情報モラルに関する授業を行いたいと考え、本プログラムを活用して実施しました。
また、生活指導部として学校全体でスマホ・インターネットの使用に関する予防的な指導を行うために、全校児童分のガイドブックを申し込み、各学級の児童の実態や担任の意図に応じて活用することとしました。

<内容>

講師用プログラムに沿って、スライドを使いながら45分の授業を行いました。

スライドを使った授業の様子

クイズをもとに、問題点や対応、似たような経験、知っていることなどについて話し合いました。他人事とならないよう、児童の経験の中から大きなトラブルになりかねない事例を取り上げ、どうして大きな問題にならなかったのか、もし適切に対応できなければどのような問題が起きる可能性があるかを考えられるようにしました。また、スマホ・インターネット上の事例であっても、対面でのコミュニケーションにおいて大切にしていることと同じであると気づけるようにしました。

グループで話し合いをする児童の様子
自分に必要だと思うルールを考えて書く児童

<感想>

児童

  • インターネットの使い方を誤ると、勘違いからいじめに発展したり、ひどい場合は犯罪につながったりすることもあるとわかりました。メッセージを送信するときは、ちゃんと読み返してから送らなくてはいけないとわかりました。
  • フィルタリングをかけることによって、自分が事件に巻き込まれず安全にインターネットを使うことができるとわかりました。
  • みんなの家のマナーやルールを聞いて、自分もそうしようと思えました。まだスマホは持っていませんが、スマホを持ったら今日学んだことを活かしたいです。

教員

  • 講師用プログラムとスライドがあったので、準備に時間をかけずに実施することができました。児童の身近で起きそうな事例が扱われていて、児童が自然と自身の生活に目を向けることができたと思います。スライドの分量が多すぎず、時間配分を柔軟に変更できる作りになっていたのも、使いやすかったポイントです。
    また、15分版のスライドもあり、学級に応じて活用できるものだったので、学校全体の取組としてとても簡単に安心して実施することができました。

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