プログラム活用事例
防犯 市の主催で小学校に呼びかけ、安全教室を実施
東京都 西東京市危機管理課
『子どもたちが身を守る力と、地域の見守りの大切さ。「市民防犯」のポイントを伝えることができました。』
- 報告者
- 西東京市総務部危機管理課安全対策係 髙橋様
- 実施日時
- 2023年2月25日(土)
- 参加者
- 2年生児童49名、保護者・地域の方など約50名
<目的>
東京都主催の青パトセミナーに出席した際、講師の武田信彦さんのお話に大変感銘を受け、市内の防犯、特に子どもの安全のために何ができるかをいろいろと相談させていただき、今回のあんぜんパワーアップ教室の開催となりました。
子どもの防犯力の向上と、保護者・地域の方の見守りの大切さについて呼びかけることを目的として開催しました。
<内容>
講師に武田信彦さんをお招きし、あんぜんパワーアップ教室を開催しました。
開催する学校は、市内の学校にお声がけしたうえで土曜公開授業のある谷戸小学校に決定。当日は同校の体育館が卒業コンサートのため埋まっており、楽器が運び出されて比較的広くなった音楽室を借りて、2クラスで1時間ずつ実施しました。
プログラムは講師の武田さんが進行、市職員がサポーターという形で補助役を務めました。事前準備としては、当日の開催1時間前に内容のすり合わせを行った程度でした。ホワイトボードを2枚使用。パソコンなどは使用しませんでした。
内容は、子どもたちとの対話を進めていく形で進んでいきました。子どもたちはよく集中して参加していました。
これまで学校で習っていた「いかのおすし」を思い出させながら、具体的なシーンでそれを使っていくよう促していました。
<感想>
児童
- 説明もわかりやすかったし、おもしろかったです。これからは後ろを振り返ることを意識したいと思います。
- 一人になるのが危ないということがわかったので、一人で帰るときには気をつけるということが勉強になりました。
教員
- 今日のプログラムが冊子にまとまっているので、子どもたちに保護者と一緒に読んでほしいと伝えます。
保護者
- 防犯のことを子どもに伝えなければならないと思っていましたが、何を伝えてあげればいいのかわからなかったので、とても勉強になりました。毎年やってほしいです。
育成会のかた
- 子どもたちの安全のために見守りがいかに大切かということがよくわかりましたので、これからの活動に活かしていきたいと思います。
主催者
- 子どもたちの勢いをそのままプログラムの流れに乗せていく講師の進行テクニックに舌を巻きました。これまで学校で習ってきた防犯の約束を、どのようなシーンで使っていくかわかるようにうまくつなげていて、既存の防犯教育の延長線上で子どもたちが負担なく学べるのが良いと思いました。
- 子どもたちの安全を子どもの力だけに任せるのではなく、保護者や街の方の見守りがとても有効だということもしっかり伝わり、保護者や街の方を勇気づける内容でした。武田様が提唱される市民防犯の考えを体現したプログラムだと感じました。子どもたちにもそのことを認識してもらえたのも良かったです。
- 保護者の方も楽しめる工夫があり、その点もすばらしかったです。