プログラム活用事例
ネット 朝読書の時間を使って、保護者がクイズ形式でスマホマナーを問いかけ
三重県 桑名市立精義小学校
『家で子どもと一緒にクイズをしたところ、親が守れていない内容もあり、子どもと一緒にスマホやネットについて考える機会になりました。』
- 報告者
- 保護者 深山様
- 実施日時
- 2023年2月9日(木)
- 参加者
- 2年生児童26名
<目的>
子どもがタブレットを持ち帰って宿題を提出する姿を見て、使用時間や写真・動画、ネット使用ルールについて、学校から細やかに指導いただいていると伝わってきます。
一方で、学校のタブレットはルールを守れていても、家庭の端末の扱いには気軽さが感じられますので、子どもたちが持ち帰る冊子で、家庭でもスマホ(タブレット・ゲーム)のマナーやルールについて話をするきっかけになればと思い、実施しました。
<内容>
保護者が子どもたちに読み聞かせをする朝読書会の時間を利用して実施しました。
まずは、"スマホって、どんなもの?"を考えてもらい、まだ自分のスマホは持っていなくても、学校のタブレットやゲーム機でも同じような機能がついていて、身近な内容であることを伝えました。
授業形式ではなくクイズをたくさん行ってほしい、なぜその答えなのか解説もしてほしいと子どもからリクエストがあり、冊子にあるクイズを15分間でできる限り行いました。
また、"スマホの「マイルール」はある?"のページを見ながら、"わが家のスマホルール"を、スマホに限らずゲームやテレビに置き換えて、大人が決めたルールではなく、子どもと大人が一緒に考えるきっかけにしてほしいと伝えました。
<感想>
児童
- 「なんで来るの?」という言葉のように、別の意味にとれる言葉があることを初めて知りました。
- スマホは実は怖いものなんだなと思いました。
- SNSで人が傷つく言葉を書いてはだめだということがわかりました。いやがる人はいないか、人の気持ちを考えるようにします。
保護者
-
まだスマホを持っていない子がほとんどなので、高学年向きのテーマでクイズの内容を理解できるか心配でしたが、出した問題は概ね全員正解でした。
冊子は、マンガやイラストが多く、2年生が一人で読める内容になっており、「初めてのスマホ」というタイトルにも興味津々でした。家で子どもと一緒にクイズをすると、親が守れていない内容もあり、子どもと一緒にスマホやネットについて考える機会になりました。