プログラム活用事例
防災 避難訓練のおさらいとして0~2歳児に紙芝居を読み聞かせ
みらいキッズガーデン
『柔らかい色彩の優しい絵で、子どもたちもよく内容を理解していました。』
- 実施日時
- 2023年12月21日(木)
- 参加者
-
0~2歳児 9名
職員 8名
<目的>
当園では年に数回地震避難訓練を行なっています(2023年度は4回実施)。
ベネッセこども基金からのチラシをきっかけに「じしんのときのおやくそく」の紙芝居の存在を知り、訓練時に活用したいと思い申し込みました。
子どもたちが大好きなしまじろうの紙芝居であれば、より興味を持って、楽しみながら防災について学ぶことができると考えています。しまじろうと一緒にくり返し学んでいくことで、子どもたちにしっかりと「じしんのときのおやくそく」を習慣づけていきたいです。
<内容>
まず、大きな揺れが起こる際の警報である緊急地震速報の音を流し、子どもたちに地震が起きたことを知らせました。その後、防災頭巾を被り、だんごむしのポーズをして揺れがおさまるのを待ち、職員が安全確認をした後に外へ避難しました。
避難が終わり、園内へ戻ってきてから、「じしんのときのおやくそく」の紙芝居を読み聞かせ、訓練のおさらいを行いました。
「じしんのときのおやくそく」は普段使用していた紙芝居より長めでしたが、子どもたちは大好きなしまじろうに目が釘付けになり、よく話を聞いていました。紙芝居の裏には読み手のヒントが書いてあり、お話に合わせて読み聞かせを工夫することができました。
ものが落ちたシーンで「ドン!」と音を出すと2歳児さんはビクッと身体が反応し、表情もこわばっていました。「あおにんじゃ」が出てきたシーンでは、「『あ』は何?(あたまをかくす)」「『お』は何?(おくちにちゃっく)」と子どもたちに聞くと、手をサッと頭や口に持っていき、「こうだよ!」と2歳児さんがしっかり答えてくれました。
1・2歳児さんは地震で揺れたら頭を守ってだんごむしのポーズをするということをよく理解しており、「こうだよ!」と言いながら頭をおさえ、体を丸めていました。
実際に地震が起きた様子をしっかりとイメージしながら話を聞くことができていたと思います。
<感想>
職員
- 0歳児さんには少し長く感じましたが、紙芝居が始まると、知っているキャラクターで「しまじろう♪」と声をあげて見入っていました。話が進んでいくと、「だんごむしのポーズ」などしまじろうと一緒にまねする子ども達もいました。紙芝居の色彩も柔らかく優しい絵で見やすかったです。
- しまじろうの紙芝居を出すと、子どもたちはいつもよりも釘付けになっていました。お話が始まってからも真剣に聞いている姿が印象的でした。お話の最後はしまじろうのお母さんがお迎えにきて無事に帰ることができ、子どもたちも「地震は怖いけど、ちゃんとお約束を守れば大丈夫なんだ」ということを感じていたと思います。
- 知っている大好きなキャラクターだったので、紙芝居が始まると子どもたちは見入っていました。「揺れた時はどうするの?」と聞くと、頭をおさえて、だんごむしのポーズを取っていました。「保育園でお迎えを待っていようね。迎えに来てくれるからね。」と話すと2歳児さんはうなずいている姿が見られました。しっかりとお話を理解できているようでした。