公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

ネット 防犯 6年生にはネットモラル、3年生には防犯の授業をそれぞれ実施

埼玉県 東松山市立青鳥小学校

子どもの安心・安全を守る活動

『冊子に載っている事例が、児童にとって身近でわかりやすい。』

報告者
3年生担任 萩原先生
6年生担任 町田先生
実施日時
3年生...2023年10月6日(金)
6年生...2023年10月20日(金)
参加者
3年生児童32名
6年生児童35名

<目的>

本校では情報モラル教育に力を入れており、特に高学年児童への指導の必要性を感じていたところに、ベネッセこども基金から案内が来たので活用することにしました。6年生向けには「スマートフォン・インターネット安全教室」実施プログラムを使って総合的な学習の時間に指導を実施しました。
また、低学年向けには「子どもの安全教室」実施プログラムがあることを知り、冊子とパワーポイントの両方で資料がもらえることから、校内安全部で検討し、3年生の学級活動の時間に指導を実施しました。

<内容>

3年生・6年生ともに、それぞれのクラスで教室の大型モニターを使い、パワーポイントの資料に沿って授業を展開しました。


6年生の授業では、インターネットが使える道具にはどんなものがあるか、クイズ形式で考えていきました。また、SNSでのトラブルについて、花子さんが公園に行かなくなってしまった理由についてグループで話し合いを行いました。6年生にもなると、SNSトラブルを経験した児童もおり、より身近な課題として感じながら学習に参加している様子が見られました。

6年生・町田教諭によるネットモラルの授業
SNSのトラブルについて話し合っている場面

3年生の授業では、「一人になってしまう場面」についてクイズ形式で考えていきました。児童は楽しそうに取り組んでいました。スライドの中にあった「安全スイッチ」に興味をもち、休み時間に紙で作っている児童もいました。
初めから答えが載っているスライドがあったので、児童に考えさせるために、あえてアニメーションで文字が後から表示されるように加工して使いました。

3年生・萩原教諭による防犯の授業

「一人になる場面」をを黒板に書く児童

<感想>

6年生児童

  • ルールをしっかり守ることの大切さを改めて感じました。これからもインターネットを使うときのルールをしっかりと守っていきたいです。
  • インターネットに、自分のことを書かないようにします。私もスマホを持っているので、時間を決めてゲームや調べ物をしたいと思いました。
  • インターネットやゲームで生活が大変になったり、気持ちや体調が変わり病気になりやすくなったりすることが分かりました。使う時間を意識したいです。

教員

  • イラストやエピソード事例が、児童にとって親しみやすいものでした。実際に児童の中でも、ゲーム内のチャットでトラブルになった例もあるので、ルールやマナーを守ることへの意識がより高まったと思います。

3年生児童

  • 防犯ブザーをちゃんとつけて、何かあればこども110番の家に行こうと思いました。
  • 自分の帰り道は家が少ないけれど、こども110番の家に行けば安心だということがわかりました。
  • 心の「あんぜんスイッチ」をおして、不審者に会わないように気をつけたいと思いました。

教員

  • スライドだけでなく、冊子内の文章もとても充実していてわかりやすかったです。

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