助成団体紹介
事業紹介|地域社会資源の定性情報の可視化を実現するために
特定非営利活動法人 TEDIC(宮城)
副代表 鈴木 平さん
支援における「経験知」の見える化事業
【重点実行項目】
① 支援における定性価値・バリューの抽出、見える化
② 地域社会資源の定性情報の見える化
【助成金額】
初年度 2,993千円
3カ年 8,993千円
【選考にあたっての評価点】
これまでの実践から得た暗黙知や経験知を整理・分析・体系化・可視化したものが、他団体の課題解決プロセスなどの参考になることも期待する。
学習支援・地域社会資源
団体紹介
「すべての子ども・若者がどんな境遇におかれても、自分の人生を自分で生きることが出来る地域社会を創る」をミッションに、学習・生活支援やフリースクール、子ども・若者総合相談センターなどを運営。
助成事業の詳細
■課題
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地域における急速なニーズ増の一方、支援の担い手にとっては財源・人材的にも困難な状況下にある。
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支援現場においては組織文化・価値をベースとして個々人が判断を出来るよう理念やバリュー、クレドなどの共有・浸透が不可欠である。アウトリーチや非専門職による困難ケースの対応など特徴的な実践値・経験値は豊富にあるものの、スタッフやボランティアが自由に取り出し、活用できるものとはなっていない(ナレッジマネジメントが出来ていない)。
- 支援における「経験知」の見える化事業(呼称:図書館プロジェクト)過去9年間の支援記録や活動記録、ボランティア記録、関係者情報などの蓄積情報。加えて、過去200人以上関わってきたボランティアスタッフの実践による暗黙知・経験値を、整理・分析・体系化・可視化することで、共有知に変換していく。具体的には、紙媒体やweb媒体に落とし込み団体内外の人が活用できるナレッジにしていく。
■実施施策
助成事業のポイント・抱負
- プロセスを楽しむ!つい、アウトプットを出さねば、プロジェクトを「やらねば」となってしまうが、 過去を振り返りながら未来をつくっていくプロセスを全員で楽しむ! そのための仕掛けを多く用意する3年間にする。
- 団体内のスタッフやボランティアへの浸透はもちろんのこと、地域の支援団体や支援職の方々 とも価値を共有し、地域内での子ども・若者支援における共通言語獲得を目指す。
副代表
鈴木 平さん
大学卒業後、IT企業を経由して、2014年より子ども支援NPOに参画。在職時に「人が育つ環境をつくる」をテーマにしたユースソーシャルみやぎを設立。 その他、子ども向けキャンプや体験活動を提供するNPOの事務局も務め、2017年より、NPO法人TEDIC理事就任、2019年より現職。事務局業務及び、地域、ボランティア、子どものコーディネーション活動を行う。