助成団体紹介
2024活動報告|支援者と子どもたちの性教育ワークショップを実施。事前調査で正確なニーズをつかむ
一般社団法人 ソウレッジ
1年目の助成期間を終え、活動の成果をご報告いただきました。事業の詳細などは以下からご覧ください。
事業について 2024年度の取り組み 1年間の振り返り 2年目に向けて
事業について
私たちソウレッジは、経済的困難を抱えるこどもたちへの支援を行っている団体と連携し、性教育に関するニーズを調査し、その結果を元に支援者向けワークショップを実施する取り組みを行っています。この活動の目的は、こどもたちが性教育を受けることができる環境を整備すること、そして支援者の性教育に対する理解と実践力を高めることです。
2024年度においては、関東・関西地方を中心に、経済的困難を抱えるこどもたちを支援している団体と連携し、実際にどのような課題が存在するのかをヒアリングを通じて深掘りしました。
2024年度の取り組み
【支援者向けワークショップ実施に向けた調査】
2024年度における活動の一環として、まずは経済的困難を抱えるこどもの支援に取り組んでいる団体へのヒアリングを実施しました。具体的には、経済的困難を抱えるこどもの支援をしている団体に対して、こどもたちの性教育における課題やニーズを明確にし、その情報を元にワークショップ内容の改善・修正を行うことを目指しました。
ヒアリング協力先には、既に連携をしている団体を中心に、その団体からの紹介などで協力を呼びかけました。計画的にヒアリングを進め、5回のヒアリングを通じて得られた課題感をワークショップに反映させることで、実施内容の精度を高めました。
【ワークショップの実施】
2024年度の活動では、8つの支援団体に向けて性教育ワークショップを実施しました。これにより、支援者の性教育に対する理解を深めることができ、次年度に向けた継続的な導入を目指した評価を行いました。
また、学校現場でこどもに対してワークショップや個別相談(ユースクリニック)をデモとして実施することができ、支援現場のこどもたちに対する実施に向けた準備を行うことができました。
1年間の振り返り
2024年度は、支援団体と協力して性教育の重要性を広め、実際にワークショップを導入することで、一定の成果を上げることができました。特に、こどもたちにも直接使える形のワークショップへと形を変え、こどもたちへの個別相談(ユースクリニック)の実施に向けた足がかりを作れたことが大きな成果です。
2年目に向けて
ワークショップを実施した団体に対しては、地域や関連の他団体との連携/紹介や、こどもたちへの個別相談(ユースクリニック)の実施について相談しています。
鈴木莉帆 さん
兵庫県西宮市出身。現在28歳。
早稲田大学国際教養学部在学中、教育や福祉、ジェンダー課題に関心を持ち、フィンランドのヘルシンキ大学へ1年間交換留学。
そこで性教育の重要性を感じ、2022年から一般社団法人ソウレッジに参画。2023年6月より理事に就任し、2025年6月より代表理事。
避妊薬と性知識を届ける仕組みを作るため、全国の21病院と連携し、避妊薬の無償提供を24歳以下の若者向けに行った。
2024年より海外の性教育·SRHRの取り組みを学ぶ海外視察事業を開始し、海外視察事業の責任者として企画運営や通訳に従事。
ソウレッジ参画前は、株式会社クラウドワークスにてフリーランス紹介事業のキャリアアドバイザー・法人営業・toBマーケティングの業務に従事。
その後、新規事業co-livingサービスの開発に携わる。フィンランソロピーアドバイザーズ株式会社にてアドバイザー事業にも従事。