プログラム活用事例
防災 親しみのあるキャラクターで楽しく防災学習
埼玉県さいたま市 私立まきば保育園
『災害の話はこわがってしまう子どももいる中、この紙芝居では安心感をもちながら大切なことを伝えられました。』
- 報告者
- 5歳児クラス担任 清水先生
- 実施日時
- 2020年9月23日(水)
- 参加者
- 5歳児 10名
<目的>
園では毎月、災害の想定や時間帯などを変えながら避難訓練を実施しています。特にいざという時に自分の身を守る行動がとれることを意識して訓練してきています。今回、ベネッセこども基金から紙芝居の案内をもらって、子ども達が日ごろの訓練で学んでいることの理解をより深められる教材だと思い、活用することにしました。
<内容>
5歳児クラスでの定例の避難訓練の際に活用しました。慣れ親しんだ「しまじろう」のキャラクターで子ども達はお話にグッと引き込まれ、集中して見ていました。「あおにんじゃ」のポーズは、普段園では「ダンゴムシ」のポーズとして訓練してきたので、説明を補足しながら進めました。身を守る大事なポーズや歩き方の場面では、その都度実際に動いてみたり、ポイントを声に出して確認し合ったりました。積極的にクイズに答えようとしたり、気づいたことを声に出したりするようすも見られ、意識を高めることができました。
<感想>
児童
- 紙芝居を見てよくわかりました。地震が来ても、約束を守れば怖くなくなると思いました。
- 頭を守ることが大事だとわかりました。
教員
- 普段、避難訓練の大切さを子どもたちに伝えていますが、不安や恐怖心が先立ってしまう子どももいます。親しみやすいキャラクターとストーリーの中で、正しい知識をわかりやすく習得することができ、子どもの自信や安心感につながったと思います。