プログラム活用事例
防災 計三回の紙芝居読み聞かせで避難の約束をしっかり定着
福岡県久留米市 私立津福保育園
『紙芝居を見た園児が、避難時の行動について自分の言葉で話してくれました。』
- 報告者
- 園長 桑野先生
- 実施日時
- 2020年11月16日(月)~18日(水)
- 参加者
- 0歳児~6歳児 132名
<目的>
地震を想定した避難訓練の際に紙芝居を活用しました。
<内容>
(1日目)
新型コロナウイルス感染拡大予防のため、各クラスごとに分かれて紙芝居を読み聞かせしました。地震についてや、「あおにんじゃ」について、そして地震や災害が起こった場合は、先生やお友達といっしょに保護者の迎えを待つのだということなどを話しました。
(2日目)
各クラスで紙芝居を読み聞かせした翌日、全体放送などを使って「あおにんじゃ」の言葉や行動を復習してから、避難訓練を行いました。屋外への避難完了後、屋外で全クラスを対象に紙芝居を再度読み聞かせしました。
園児たちはテレビなどを通じて「しまじろう」というキャラクターには親しみを持っているので、紙芝居の1ページ目から興味津々で見ていました。紙芝居の中で子どもたちへの呼びかけの言葉があるので、ただ見るだけではなく参加型になっていて大変よかったです。子どもたちが実際に頭を隠してダンゴムシのポーズを練習し、避難についての理解が深まったようです。あおにんじゃの「お」の「おしゃべりをしない」のページでは、普段こわがりの園児が、「じしんがあっても、せんせいのこえがちゃんときこえるように、ぼく、おおきなこえでなかないようにがんばる。」と、避難の際に自分がとるべき行動についてイメージしていました。
(3日目)
順番に紙芝居を回し、各クラスで三度目の紙芝居読み聞かせをし、避難の時の約束事を確認しました。
<感想>
教員
- 園で紙芝居を見てから子どもの避難意識が高まったと保護者のかたから感想をいただきました。可能であれば、紙芝居だけでなく家庭でも読みやすい絵本の形でも教材があったらさらに良いなと思いました。