プログラム活用事例
防災 毎月の避難訓練で、地震のときの大事な約束を伝える紙芝居を読み聞かせ
島根県出雲市 社会福祉法人壽光会 たいしゃ保育園
『園児がふだんよりも熱心に、とても集中して聞いてくれました。』
- 報告者
- 年長児担任 福代先生
- 実施日時
- 44249
- 参加者
- 年長児22名
<目的>
幼稚園・小学校・中学校と隣接しており、日頃から交流活動が盛んです。毎月1回の避難訓練に加え、今年度は10月に保幼小約500名の3校(園)合同による地震・津波防災訓練を初めて実施しました。子どもたちは、『おさない・はしらない・しゃべらない・もどらない(おはしも)』を意識して、3校(園)の中で一番高台にある小学校の2階に避難しました。今回紙芝居は、園での毎月の避難訓練の際に活用しました。
<内容>
毎月実施している園での避難訓練の日に合わせて紙芝居を活用。避難訓練の後に担任からのお話の題材として紙芝居を読み聞かせしました。
紙芝居には地震について気をつけることなど、子ども目線でわかりやすく書いてあり、キャラクターも子どもたちのよく知っているしまじろうだったので、ただ話を聞くときに比べ、視覚効果もありいつも以上に真剣に話に耳を傾けてくれました。
<感想>
児童
- しまじろうと一緒に勉強ができてよかったです。
- 勉強になったし、それをきちんと守ろうと思いました。
- 「あおにんじゃ」という言葉がわかりやすかったです。
教員
-
もう一人の同僚のクラス担任は阪神大震災のあった年に生まれたとのことで、月日の経つのが早く感じます。東日本大震災から10年目の今年にはいり、先般も東北地方で大きな地震がありました。「災害は忘れたころにやってくる」という言葉ではありませんが、改めて日頃から地震に対しての備えの必要性を強く感じました。
教材は子どもたちの興味をひきつけるものになっており、保育者としてとても伝えやすかったです。今回1回限りで終わるのではなく、機会あるごとにくり返し紙芝居を読んで、地震のときの約束事を伝えていきたいと思います。