プログラム活用事例
防災 現役消防士のかたに紙芝居を読んでもらい、全員で避難訓練
北海道 中頓別町立認定こども園
『ふだんとちがう読み聞かせで、一生懸命聞いてくれました。」
- 報告者
- 園長 相座先生
- 実施日時
- 2021年3月10日(水)
- 参加者
- 園児57名・保育士12名 計69名
<目的>
ふだんは火災を想定した避難訓練を行っていますが、地震のときは避難のしかたや留意事項も火災のときとはちがいます。園児と保育者に地震のときの避難について改めて理解を深めてもらい、安全に身を守れるようにすることを目的に、紙芝居を教材として活用しました。
<内容>
本園は町に一つだけある幼児教育施設で、未就学児の85%が入所しています。本園での防災教育を、町内の未就学児の大半が体験していくことになるため、火災だけでなく地震のときの避難についてもしっかり理解を深めてもらいたいと思い実施しました。
ふだんは保育士が紙芝居を読んでいますが、現役の消防士のかたに紙芝居を読んでもらうことで、子どもたちの印象に残るよう工夫しました。紙芝居を聞きながら、頭を隠す、おしゃべりをやめるなど身を守る練習を行い、その後紙芝居の内容を思い出しながら別室への避難訓練をしました。
<感想>
教員
- これまで園で使っていた地震用紙芝居よりもわかりやすくてよかったです。
- 子どもたちになじみのあるキャラクターのしまじろうが出てくるので、内容が頭に入りやすかったと思います。
- 最初はインパクトもあり、子どもたちは食い入るように見ていました。紙芝居の後半、実際に地震が起きた想定の話になると飽きてしまう子がいました。4歳児以下の子どもには難しかったかなと思いました。
講師(消防士のかた)
- 子どもたちの反応が大変よく、楽しく紙芝居が読めました。避難訓練も真剣にやってくれてよかったと思います。