プログラム活用事例
防災 避難訓練前の予習として紙芝居を読んだところ、効果あり
横浜市みんなのみらい日吉園
『先に約束事を見ることで、いつもより落ち着いて避難ができました。』
- 報告者
- 保育士 田中先生
- 実施日時
- 2021年7月29日(木)
- 参加者
- 0~2歳児19名
<目的>
今月の避難訓練担当の保育士がSNSで「ベネッセこども基金の紙芝居」について情報収集し、資料を取り寄せてみたところ園児にぴったりの内容であったため実際に使用しました。園では毎月避難訓練を実施していますが、今回は避難訓練前にベネッセこども基金の紙芝居を使用して子どもたちに読み聞かせを行いました。
<内容>
月齢が小さいため、紙芝居全ての場面を読むことはせずに、6場面までの構成で読み聞かせを行いました。保育室中央にて、お名前呼びと朝のご挨拶終了時の絵本読み聞かせと同じように読み始めたため、どの園児も集中して聞ける態勢がとれました。「あおにんじゃ」の部分ではジェスチャーを加えながら子どもたちと一緒に行動して進めました。
<感想>
教員
-
しまじろうという子どもたちになじみのあるキャラクターを用いることでとても集中して見ていました。
地震の時の約束が分かりやすく子どもたちの中にも浸透していました。
紙芝居の楽しさに加え、しまじろうの効果もありよく見ていたし、行動にも表れていました。(保育士) -
いつも地震の避難訓練では、模擬の地震速報を流し園庭に避難してから地震のお約束の話をすることが多かったのですが、今回は紙芝居という媒体があったおかげで事前に予習してみるとどういう効果が得られるのか、子どもたちにとって分かりやすく訓練に臨むことができるのではないかと考え実施してみました。
実際に訓練前に紙芝居を読むことで、「あおにんじゃ」のお約束がとても浸透していて、地震速報が流れたときもあわてて泣きだすことも少なく保育者と一緒に実践している子が多かったように感じます。訓練後も「あおにんじゃ」の話をしてくれる子がおり、心の中に残る教材であったように強く感じました。(避難訓練担当者)