プログラム活用事例
防災 防災の紙芝居を初めて使用し、災害時の約束事を指導
広島県 ふるいちちびっこの森保育園
『長すぎず、お話も怖いものではないので子どもたちがしっかりと聞いてくれました。』
- 報告者
- 橋本先生
- 実施日時
- 2021年9月1日(水)
- 参加者
- 年少児~年長児26名
<目的>
避難訓練は毎月実施していますが、紙芝居や絵本が当園にはないため、これまでは口頭で災害時の約束事などについて伝えてきました。今回、FAXでベネッセこども基金の紙芝居のことを知り、防災の日に活用するために申し込みました。
<内容>
朝の会の修了後、園児がいすに座って並んだ状態で始めました。前日に避難訓練を行っていたので、紙芝居を読み始める前に、訓練のときどんなことに気をつけたか、その理由は、などについて子どもたちにたずねました。紙芝居を見て確認するよう呼びかけてから、読み始めました。お話の途中に、頭をかくすポーズをいっしょに練習するなどし、子どもたちが参加しながら楽しめるよう工夫しました。読み終わった後は、「あおにんじゃ」がどんな意味だったかを確認したり、自分だったらどうするかを話し合ったりする場を設けました。
<感想>
児童
- 地震があったら少しこわいけど、お迎えが来るまで先生の話をしっかり聞いて待とうと思いました。
- 「あおにんじゃ」を避難訓練のときにやってみようと思いました。
教員
- 避難訓練の際に、恐怖や不安から泣いたりパニックになってしまったりする子もいるので、落ち着いた環境で地震の際の約束について伝える機会をもちたいと思っていました。紙芝居は長すぎることもなく、内容も怖いものではないので子どもたちが集中して聞いてくれてよかったです。今後もこのような紙芝居を活用しながら、災害時の対応を学んでいけるようにしていきたいです。