公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

防災 引渡し訓練につながる内容の紙芝居で防災指導

埼玉県 よつば保育園

子どもの安心・安全を守る活動

『しまじろうとお母さんが「迎えに来るまで待っている」と約束する場面が、引渡し訓練の指導につながりそうです。』

報告者
防災担当 高橋先生・上原先生
実施日時
2021年8月30日(月)
参加者
0歳児~5歳児

<目的>

9月8日に行う引渡し訓練の事前指導として、年間行事予定に基づき避難訓練を実施しました。

<内容>

0歳児から5歳児までの全園児で紙芝居を見ました。とても静かに集中して見ていました。紙芝居の途中で頭をかくす練習がありましたが、お話の途中ではやらずに、読み終えてからやってみました。

お話の後半で、しまじろうのお母さんがなかなか迎えに来ない場面では、お母さんとどんな約束をしてたか子どもたちに問いかけました。すると初めは、いつも実施している「頭をかくす」「机の下にもぐる」など地震のときの約束についての発言が出ました。「お母さんとの約束は何だったかな?」と聞くと、「迎えに行くまで待ってて」の約束だったことを思い出してくれました。

後日予定している引渡し訓練での、当日の行動に結びついてくれればと思います。

<感想>

教員

  • テレビ番組や教材でおなじみの「しまじろう」が主人公のお話だったので、小さい子どもも「あー、あー」と指差しをしながら、喜んで見入っていました。4・5歳児は約束事の「あおにんじゃ」をしっかり覚えたようで、集会後クラスに戻ってからも話題にしたりまねをしたりして、友達どうしで確認し合う姿が見られました。
  • これまで避難訓練では「おかしも」の合言葉で指導してきましたが、地震の訓練の際には「あおにんじゃ」の合言葉を取り入れていきたいと思います。
  • 話を聞くだけではなかなかイメージできないことも、紙芝居のように視覚的に理解できると指導内容がより身につくと思います。良い教材を提供していただきありがとうございます。くり返し活用し、安全に避難できるようにしていきたいと思います。

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