プログラム活用事例
防災 「もしもこんなときはどうする?」を想像して、子どもたちと話し合いました
静岡県 富士河口湖町立小立保育所
『風水害を想定しての避難訓練中でしたが、子どもたちの疑問をきっかけとして万一の場合の行動について話し合いました。』
- 報告者
- 堀内先生
- 実施日時
- 2021令和3年9月27日(月)
- 参加者
- 年長児22名
<目的>
今月の避難訓練は風水害についてでしたが、避難方法について振り返っている際に子どもたちの方から、「地震のときはこうだった!」「火事の時はこう!」という発言がありました。災害の種類によって方法も変わると気づくことができたのをきっかけにして、良い機会だったので避難訓練の後にこの紙芝居を取り入れて指導することとしました。
<内容>
「あおにんじゃ」や「だんごむしのポーズ」、「お口チャック」のところは、その場でやってみるのと同時に、絵を見てまねをしようとしていました。しまじろうの園でも地震が起きた場面があり、自分たちと重ね合わせていましたが、しまじろうのお母さんがなかなか迎えに来られなかった場面では子どもたちも不安そうになっていたのが印象的でした。安心できるよう、「おうちの人が迎えに来るまで先生たちが一緒にいるよ」と話すとホッとしていました。
<感想>
児童
- あおにんじゃがかわいかった!ダンゴムシポーズできるよ!
- ゆびきりげんまんしたら、ウソついちゃいけないんだよ。しまじろうのお母さんが来てよかった。
- 地震がきたら津波がくるかもしれないから、逃げなきゃいけない。
教員
- 状況や場面によって臨機応変に考えることは難しいことですが、子どもたちから「もし家の人が迎えに来なかったら...?」という疑問をきっかけに、いっしょに万一のことを想像しながら避難方法の意見などについて出し合うことができました。
- この紙芝居を通して、地震のこわさと同時に、保護者や保育士、地域の人たちに守られているという安心感や安堵感も持つことができたようです。「あおにんじゃ」が新しいワードだったので新鮮でわかりやすく、今後も定着していけるよう取り入れていきたいと思います。
- 子どもの感想から、津波は子どもにとってもインパクトが大きいということも感じました。