プログラム活用事例
防災 これまで伝えてきたことがまとまっている紙芝居で防災指導
社会福祉法人正勇会 北九州ソレイユ保育園
『口頭やイラストなどでは指導してきましたが、紙芝居でわかりやすいポーズなどもあり、理解が深まりました。』
- 報告者
- 上田先生
- 実施日時
- 2021年9月10日(金)
- 参加者
- 年少児~年長児
<目的>
近年、防災意識が向上している中さまざまな種類の絵本や紙芝居がありますが、子どもたちに親しみのある「しまじろう」を用いて作られたものだったので興味が湧くと思い、教材を申し込みました。月に一回避難訓練を実施していますが、紙芝居で伝える方法は子ども達にとって、目で見てわかるので指導しやすいと考えました。
<内容>
朝の集いが終わり、そのまま年少~年長クラスの園児と職員を対象に、読み聞かせを行いました。普段から紙芝居が好きな子どもたちなので、興味を持ち静かに聞くことができていました。
また、「だんごむしのポーズ」や「あおにんじゃのポーズ」をする子どももいました。「みんなでしてみよう」と伝えると、笑顔になって取り組む子どもが多くいました。「しまじろう!」と喜ぶ子どもや、「地震こわいね」と不安そうになる子どももいましたが、最後まで集中して紙芝居を見ることができていました。
<感想>
教員
- 過去の避難訓練の際に、イラストや口頭で約束事を伝えたことはありましたが、紙芝居という身近なものでわかりやすく伝えられたのはとても良かったと思います。「だんごむしのポーズ」や「あおにんじゃ」など、覚えやすいフレーズもたくさんあり、読み聞かせが終わった後も「だんごむしのポーズってこうよね?」と興味を示している姿がたくさん見られました。今後の避難訓練や防災教室の際は、この紙芝居をもう一度読み聞かせる時間を作り、子どもたちが自発的に地震などの備えができるよう伝えていきたいと思います。