プログラム活用事例
マンション内の保育所で毎月の避難訓練時に紙芝居を2~5歳児向けに読み聞かせ
認可保育所 NPO法人いちごの会 いちご保育園
『しまじろうがみんなのところに来てくれたよ、という導入で、とても集中して観てくれました。』
- 報告者
- 副園長 佐藤先生
- 実施日時
- 2022年1月5日(水)
- 参加者
- 2~5歳児クラス 35名(乳児クラス16名には後日実施予定)
<目的>
毎月、いろいろな場面を想定した避難訓練を行っており、子どもたちの防災意識を高めるよう努めています。訓練実施後には必ず職員間でも訓練の内容や反省点の振り返りをしています。
うちの保育園はマンションの2階をワンフロア使用した保育園で、建物は比較的新しく耐震性もかなりあるとは思いますが不安は尽きません。また保育室が2部屋のみで、異年齢が同じ部屋で生活をしているため、職員間の連携も特に必要な環境となっています。大きいクラスの子がお手本を示してくれたり、小さい子のフォローをしてくれることもたくさんあります。
今回、防災紙芝居のパンフレットが手元に届き、子どもたちに避難の仕方を視覚的にわかりやすく伝えることができると思い、応募しました。
<内容>
しまじろうがみんなの所に来てくれたよ、という導入で紙芝居を始めました。16枚の紙芝居とのことで少し長いかなと思い、まずは幼児クラスでの実施にしましたが、大好きなしまじろうの紙芝居だったため、とても集中して観てくれました。
「一緒に動作をしてみる」「子どもたちに途中で問いかける」など、ゆっくりと一緒に内容が楽しめるよう心がけました。最後に改めて、「あおにんじゃ」の話を振り返り、子どもたちの心に残るようにしました。
<感想>
児童
- とりっぴいが本を頭にのせるところがおもしろかったです。
- しまじろうが出てきて楽しかったです。三つの約束を覚えました。
- 私は地震がこわいのでできるか心配です。
教員
- 各地で地震が起きたり、大きな地震が来ると言われたりしている中で不安を感じています。職員が子どもの身を守るのは当たり前ですが、子どもたち自身にも自分で守れる力を身につけてほしいと思っています。今回の紙芝居で得たことを、お家の人にも話してほしいと伝えました。