プログラム活用事例
防災 園児の大好きなしまじろうの紙芝居を避難訓練に活用
京都市認可小規模保育園 こどもみらい園
『大人が呼びかける前に、子どもたちはすぐにポーズをまねていました。』
- 報告者
- 新保先生
- 実施日時
- 2022年1月19日(水)
- 参加者
- 0~3歳児 9名(医療的ケア児、重症心身障害児含む)
<目的>
阪神淡路大震災が起きた日の数日後に、地震を想定した避難訓練を行いました。
開園以来、何度か地震対策の避難訓練はしていましたが、子どもたちにわかりやすく伝えるにはもう一工夫が必要だと感じていました。ベネッセこども基金が「重い病気を抱える子どもの学び支援活動助成」の活動をしていることを知り、サイトにアクセスした際に防災の支援プログラムも提供していることを知り、活用させていただきました。
<内容>
毎月行っている火災想定の避難訓練でも紙芝居を活用をしていますが、今回の紙芝居は子どもたちもよく知っているしまじろう。紙芝居を持っていくとすぐに「あ、しまじろうだ!」と興味津々の子どもたちです。
異年齢保育という事もあり、紙芝居の台本を参考にしながら、より簡潔に、短い言葉で伝えようと工夫しました。子どもたちはしっかりとイラストを見ながらうなずいたり、同じようにポーズを取ったりしながら聞いていました。
<感想>
教員
-
これまでの避難訓練はどちらかと言うと保育士へ向けての訓練という色合いが強く、子どもたちは何の時間なのかあまりわかっていなかったかもしれません。今回の紙芝居で、しまじろうのイラストを見たり、だんごむしのポーズなどを一緒にまねしたりして、地震のときに何をしなければならないのか、子どもたちなりに理解できたと思います。
これからも訓練の際には紙芝居を使って、いざという時に自分の身が守れるよう子ども達にも伝えていきます。 -
「あおにんじゃ」というフレーズのわかりやすさに加えて、紙芝居ならではの「目で見てわかる」という点も子どもたちにとって良かったと思います。「みんなもやってみようか?」と働きかける前から、イラストのポーズをまねしている子もいるほどでした。これからもくり返し使うことで、子どもたちが避難する時にしなければいけないことを、しっかり身につけられるようにしたいと思います。
障がいのある子もない子も一緒に過ごす園として、皆が安全に避難できるようにこれからもしっかりと訓練を行っていきます。