プログラム活用事例
防災 紙芝居と避難訓練のセットで避難時の行動が定着
筑西市少人数制キッズハウス保育園
『月齢の小さい子にもわかりやすかったようで、子どもたちが自ら動いて避難できました。』
- 報告者
- 吉村先生
- 実施日時
- 2022年1月19日(水)
- 参加者
- 0歳児4名、1歳児5名、2歳児4名、保育士5名 計18名
<目的>
本園は、筑西市の家庭的保育事業等により認可された保育園として、筑西市内の0~2歳児(3歳未満児)のお子様を預かることを目的として運営しています。月に1度避難訓練を実施しており、地震だけでなく、火災・水害・不審者などに対する訓練を月ごとに行っています。0~2歳児ですが、みんな保育士の誘導や約束を理解し、落ち着いて避難することができています。今回は地震に対する訓練ということで、紙芝居を活用することにしました。
<内容>
避難訓練を行う数日前に紙芝居を読み聞かせしました。「あおにんじゃ」の「あ」は何かな?など、子どもたちに問いかけながら読み進めていきました。子どもたちは、「あおにんじゃ」の意味について動きをまねして楽しみながら覚えていました。
避難訓練当日、保育士が「地震のため、避難します。あおにんじゃの『あ』はどうするのかな?」と聞くと「頭を隠す」と2歳児から声があがり、さらに小さい子もまねをして、手で頭を守っていました。続いて『お』『にんじゃ』も言葉に出しながら行動することができました。
<感想>
教員
- 子どもたちに馴染みのあるしまじろうのお話に、小さい子どもたちも集中して見ていました。保育士と一緒に「あおにんじゃ」と言いながら動きも確認しました。避難訓練の時も「あおにんじゃ」と言いながら、ゆっくり歩いたり、頭を隠したりしていました。
- わかりやすいお話で子どもたちも喜んでいました。「あおにんじゃ」という言葉が覚えやすく、地震時の約束事と上手く結びつけることができたようで、自ら行動にうつす姿が見られました。月齢が小さい子どもたちにもわかりやすかったこともよかったです。子どもたち自身で動くことができました。
- 子どもたちが大好きなしまじろうの紙芝居で楽しく学ぶことができました。いつ大きな地震が起きるかわからないので、正しい避難の仕方について指導することができてよかったです。今後もくり返し読み聞かせを行い、避難の仕方をきちんと身につけていきたいです。