プログラム活用事例
防災 避難訓練以外にも防災意識を高めるため紙芝居を読み聞かせ
希望ヶ丘保育園
『災害時、保護者が必ず迎えに来るから安心して待つという話はふだんあまり取り上げていなかったので、新たな気づきとなりました。』
- 報告者
- 園長 若松先生
- 実施日時
- 2022年12月26日(月)
- 参加者
- 年長さん1クラスで担任、副担任が実施。1クラス24名。
<目的>
毎月、地震や火災などの避難訓練などを行ってはいますが、それ以外の時にも防災について話をする機会を設け、正しい知識をつけたり、防災についての意識を高めたりできるようにと思い、紙芝居を取り入れました。子どもたちに人気のしまじろうが出てくる紙芝居なので、年中クラス・年少クラスでも集中して観てくれることを期待しました。
<内容>
全員紙芝居が見やすいように前の方へ集め、紙芝居を読み増した。紙芝居を読み進める中で「あおにんじゃ」という言葉が出てきて「あ」は「頭を隠す」、「お」は「お口にチャック」、「に」は「にんじゃ歩き」のように、地震の時に必要な行動を一つ一つ確認する場面があり、子どもたちと実際にやってみながらそれぞれの動きを確認することができました。紙芝居の後は実際に地震の避難訓練を行いました。
<感想>
教員
- 「忍者」という、子どもたちにとっても親しみやすいキャラクターが取り入れられているので、わかりやすかったようです。特に「にんじゃあるき」は、音を立てずにゆっくり歩くというイメージがつかみやすかったのではないかと思います。
- 「お母さんが必ず迎えに来るから安心して待っていてね」と約束する場面は、普段の避難訓練であまり意識して取り上げることのない話題だったので、子どもたちにとっても自分自身にとっても新たな気づきとなりました。子どもたちにとっても、本当に災害があった時に「お母さんやお父さんが迎えに来てくれるから大丈夫」という気持ちになり、少しでも安心できたらいいなと思いました。
- 避難訓練を毎月行うことで、実際に自宅などで地震が起きたときでもすぐ机の下にもぐったり、窓を開けたりしてとても助かったという意見を保護者の方からいただいたこともありました。今回のようなわかりやすい教材を用いることで、年長児よりもっと低年齢の子でも地震の時にどのような行動をすればよいかわかりやすく学べると思うので、今後も活用しな行動をすればよいかわかりやすく学べると思うので、今後も活用していきたいと思います。ありがとうございました。