プログラム活用事例
防災 どこにいても身を守れるよう、年に何回も訓練を実施
愛知県 豊根村立杉の子保育園
『わかりやすい内容で、短時間でいろいろなことを学べました。』
- 報告者
- 園長代理 青山先生
- 実施日時
- 2023年1月12日(木)
- 参加者
- 年長児6名・年中児10名・年少児1名 計17名
<目的>
本園の年間避難訓練では、地震を想定した訓練を年5回実施しています。本地域は東南海地震強化地域にはなっておらず、比較的地震の少ない地域ではあるものの、今後想定外の地震が発生することもあるため、避難訓練に加えて年1回シェイクアウト訓練(※)を実施しています。
紙芝居では、頭を守る姿勢・話をしないこと・保護者が必ず迎えに来てくれることまで触れられており、園児たちにもわかりやすく、今後も時々活用していく予定です。
※シェイクアウト訓練...アメリカで始まった新しい形の地震防災訓練で、「指定された日時に、地震から身を守る安全行動を、各人がいる場所で1分程度いっせいに」行う訓練。「いっせい防災訓練」と意訳される。
<内容>
普段から毎日昼休みに保育士が本の読み聞かせを実施していますが、今回読んだ防災の紙芝居は、しまじろうが主役だったこともあり園児は夢中になって話を聞くことができました。園児たちは運動会でも忍者の修行という演目で、網をくぐったり・前転をしたり、巻物を取ったりといった動きをしていたこともあり、「あおにんじゃ」に強く興味を示していました。
紙芝居を読んでいる途中で、頭を守る姿勢をしたり、しゃべらないように机の周りを回ったりしていました。また、必ずおうちの人がお迎えに来てくれるということもしっかり学べたと思います。今後も、忘れかけた時期に読み聞かせを行い、家庭でも練習・実践できるように活用していきたいと思います。
<感想>
児童
- 「あおにんじゃ」の練習が楽しかった。
- 家でもやってみたい。
- しまじろうがしっかり約束を守っていた。
教員
- 園以外の場所にいるときに地震が来た場合でも、園児が自分で身を守ることを覚えてほしいと思いました。わかりやすい内容で、短時間でいろいろなことを学ぶことができました。保育士・保護者・地域の方々が必ず守ってくれるという安心感も持つことができました。今後も、くり返し活用していきたいと思います。