プログラム活用事例
防災 阪神淡路大震災の体験談を聞いた後に、防災紙芝居で学習
兵庫県 加茂こども園
『話を聞くだけよりも、視覚的に伝えることで子どもたちもしっかり理解できました。』
- 報告者
- 山田先生
- 実施日時
- 2023年1月19日(木)
- 参加者
- 4歳児クラス28名
<目的>
毎年、地震の避難訓練を阪神淡路大震災の起こった1月に行っています。子どもたちにわかりやすく、地震のことを伝えたいと思い、紙芝居を活用しました。
<内容>
毎年、1月17日には阪神淡路大震災の話を、保育者の経験を交えながら話をし、大地震があるとどのようなことが起こるのか、伝えています。帰宅後、ニュースなどでも地震の話を見聞きした子どもが、翌日保育者にどんな内容だったか話をしてくれます。
地震に関心を持ったところで、『じしんのときのおやくそく』の紙芝居を読みました。阪神淡路大震災のお話を聞いた後だったので、子どもたちはより真剣に話を聞いてくれました。
紙芝居を通して、自分の身を守る方法を考えました。
・頭を自分の手で守りだんごむしになる
・頭を絵本で守る
・机の下に隠れる
・椅子の下に頭を入れる
・逃げる時は忍者歩き
といったことを理解することができました。
実際に身を守る方法を練習したり、保育室にいるときに地震が起きたらどこに隠れるのがいいかを話し合ったりしました。
<感想>
教員
- しまじろうは知っている子どもが多く、紙芝居もしっかり見ていました。口で話すだけで伝えるよりも、視覚的に伝えた方が子どもたちにはよく伝わっていると感じました。
- 紙芝居を読んだ後の避難訓練はよくできていました。子どもたちもわかりやすかったようで、すぐに行動に移せたのだと思います。
- 毎年この紙芝居を訓練の際に利用したいと思いました。