公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

防災 外国ルーツの子どもたちの学習教室で、防災紙芝居を活用

静岡県 のびっこクラブみしま

子どもの安心・安全を守る活動

『地震の少ない国から来ている子どもにもわかりやすく、集中して聴いていました。』

報告者
代表 石井先生
実施日時
2023年3月11日(土)
参加者
学習者9人、支援者7人

<目的>

外国ルーツの子どものための無料学習教室「のびっこクラブ」で、3月11日(土)に実施しました。参加した学習者の国籍は、中国、フィリピン、ベトナムなどです。
「のびっこクラブ」は、毎週土曜日に開催していますが、今年はちょうど3月11日が土曜日にあたりました。地震の少ない(経験のない)国から来ている子どもたちもいます。教室の終わりの時間を使って紙芝居を読み、「あおにんじゃ」を実践しました。

<内容>

子どもたちは少し早めに学習を終了させて荷物を片付け、教室の前の席に移動。12年前にあった地震について少し話した後、紙芝居の時間としました。保育の経験者が「頭、口、おひざ」の手遊びで子どもたちを集中させて、紙芝居を上手に読み聞かせました。「頭をかくす」「口をおさえる(おしゃべりしない)」「にんじゃあるき」は、紙芝居を読みながらその都度、実践して練習しました。

熱心に紙芝居を見る子どもたち
 「あおにんじゃの、あ(頭をかくす)」を練習

<感想>

児童

  • しまじろうはテレビで見て知っています。紙芝居をちゃんと聴けました。

教員

  • 学習者は、未就学児から大学生まで幅広い年齢層がいるのですが、皆、集中して聴いていました。テレビでもなじみのある「しまじろう」の絵のおかげだと思います。これからもくり返し使いたいです。 地震だけではなく水害や情報セキュリティなどのお話も作っていただけると嬉しいです。
  • 自分の国では地震がないので、こういうことは何度でもやってほしいです。

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