助成団体紹介
2024活動報告|離島の生活困窮家庭のヤングケアラーの学習支援及び生活支援事業
特定非営利法人 かごしまヤングケアラー支援ネットワーク(旧:こどもエンカレッジ・アート)
2年目の助成期間を終え、活動の成果をご報告いただきました。事業の詳細などは以下からご覧ください。
2023年事業紹介 "負の連鎖"を防ぐ為、離島の生活困窮家庭のヤングケアラーの学習支援及び生活 支援事業 2023活動報告|困窮度増す離島のヤングケアラーの学習・生活支援を実施
事業の目的 2024年度の取り組み 1年間の振り返り 3年目に向けて
事業の目的
2年間の総決算として、支援を必要とするこどもたちに充実した学習支援を行い、全員合格をめざしました。また、事業終了後の継続体制を構築すること、特に学習支援を主体としたこども食堂支援に尽力することをめざしました。
2024年度の取り組み
①負の連鎖を防ぐための、離島のヤングケアラーの学習支援"島っ子未来塾"を開講しました。
②ヤングケアラーのこどもたちの保護者に向けた、生活力向上事業を啓発するための研修会を開催しました。
③貧困家庭のこども(ヤングケアラー)の学習支援を主体とした、こども食堂設立支援(セミナー開催)を行いました。
1年間の振り返り
今回は、離島でも鹿児島県内に近い種子島、屋久島、そして移動時間のかかる瀬戸内で事業を展開しました。前年度の活動状況を評価してもらい、各会場でNPOや施設の協力が得ることができ、期待した成果が上げられました。 前年度に実施し、継続して事業を行っている団体への側面支援も実施できました。
3年目に向けて
3年目は、本事業の総括として、離島でも支援の少ない与論、喜界、奄美の一部を対象に実施します。併せて、本事業を継続して行っている他地区のNPO等への側面からの支援も行い、離島の関係者のヤングケアラーに対する認識向上に努めたいと思います。
山方博文 さん
大学卒業後、鹿児島県立の高校や聾学校の教諭として勤務。また、県や市・村の教育委員会事務局に勤め、国・県の青少年教育施設でも研鑽を積み、行政・学校では管理職も勤め、養護学校校長を最後に退職しました。
公職を退いてから、スポーツ競技団体の役員として、鹿児島マラソンの創設・実施や組織の健全・円滑な運営に尽力し、特に、コロナ禍における各種競技会の開催にあたっては、感染防止対策に意を用いて企画・運営に努めました。
令和3年度から、「こどもエンカレッジアート」のメンバーの一人として参加し、今年度理事長に選任され、主に学習支援部門の統括を担当します。更にヤングケアラーの支援に関する理解・啓発に取り組み、こどもたちの支援を行っていきたいという思いでいます。