助成団体紹介
2025活動報告|性教育ワークショップを支援者向けとこども・若者向けに実施
一般社団法人 ソウレッジ
2年目の助成期間を終え、活動の成果をご報告いただきました。事業の詳細などは以下からご覧ください。
支援者向け性教育学び直しワークショップ「ブレイクすごろく」
事業の概要
2025年度の取り組み
1年間の振り返り
3年目に向けて
私たちソウレッジは、経済的困難を抱えるこどもたちへの支援を行っている団体と連携し、性教育に関するニーズを調査し、その結果を元に支援者向けワークショップを実施する取り組みを行っています。この活動の目的は、こどもたちが性教育を受けることができる環境を整備すること、そして支援者の性教育に対する理解と実践力を高めることです。
【支援者向けワークショップの実施】
【こども向けワークショップの実施】
2025年度は支援団体と協力してその地域で活動している方々にも性教育の重要性を広め、ワークショップを導入できたことにより、性教育が単なる知識の伝達にとどまらず、「心の安心」や「自己肯定感」「自己決定」を育む大切な学びであるという視点が広く共有されたことは、大きな成果です。
次年度は、地域との連携をより強化していくことを念頭に置きながら、講師・支援団体・行政などの関係者とのつながりや紹介を促進し、こどもたちへのワークショップの実施につなげていきます。地域ごとの性教育のニーズに合ったかたちでの協働やつながりが生まれるよう、関係者との連携体制を築いていく予定です。
熊本県出身。大学卒業後、性教育×デザインを軸に性教育NPOにてインハウスデザイン・広報に従事。また、子どもの居場所事業団体にてユースワーカーとしても従事。2024年からソウレッジに参画し、2025年理事に就任。海外視察ソウリンクス事業や教育研修事業に従事。
2024活動報告|支援者とこどもたちの性教育ワークショップを実施。事前調査で正確なニーズをつかむ
事業の概要
2025年度においては、九州から北海道までの経済的困難を抱えるこどもたちを支援している10団体と連携し、性教育をはじめるためのきっかけづくりや、実際にどのような課題が存在するのかをヒアリングを通じて深掘りしました。
2025年度の取り組み
2025年度は、2024年度にヒアリングをもとに改善・修正したボードゲームを活用し、経済的困難を抱えるこどもたちを支援する全国10団体(うち3団体は2026年3月までに実施予定)を対象に、「大人向け性教育の学び直しワークショップ」を実施しました。これまでに103名の支援者の方々にご参加いただきました。
研修後のアンケートでは、約80%の方が「期待以上」と回答。「深い対話」や「現場での活用」、「自分自身の内面の変化」などを実感したという声が多く寄せられました。また、「立場を超えた対話」や「ワークの盛り上がり」が印象に残ったという感想も多く、全体的に高い満足度が見られました。
特に印象的だったのは、性教育が「心の安心」や「自己肯定感」、「自己決定」といった、こどもの内面を支える重要な要素であるという視点が、参加者の間で広く共有されたことです。性的同意、避妊・妊娠に関する正しい知識、多様な性の理解といったテーマについて、参加者それぞれが現場での課題に真剣に向き合いながら学ぶ姿がありました。
2026年1月現在、高校生以上を対象としたワークショップを1回実施することができました。
また、小学生向けの開催希望もあり、内容を調整して1回実施しました。対象地域には、経済的に厳しい状況にある家庭のこどもたちが多く、「NOと言えない」ことが背景となって若年妊娠につながったという課題が共有されていました。こうした声を受けて、小学生向けプログラム「からだとこころの守り方〜わたしもあなたもみーんなだいじ〜」を、地域で活動する講師が担当しました。さらにこの団体からは、高校生向けワークショップの追加依頼もあり、今年度中に実施予定です。
現在は3つの団体で、こども向けワークショップの導入を検討中です。今年度中に、残る3件の実施を目指しています。
また、すでに支援者向けワークショップを実施した7つの団体には、学びをこどもたちと継続できるよう、性知識に関するポスターなどの掲示物を無償でデータ提供しました。どれも現場で実際に活用いただけるツールとしてご好評をいただいています。
1年間の振り返り
その結果、こども向けワークショップの開催にもつながりました。
3年目に向けて
井藤佳穂 さん