助成団体紹介
2025活動報告|外国につながるこどもたちに学習や食の支援をしながら居場所作りを推進
認定特定非営利活動法人 ミタイ・ミタクニャイ子ども基金
3年目の助成期間を終え、活動の成果をご報告いただきました。事業の詳細などは以下からご覧ください。
2023年事業紹介 横浜市の県営団地におけるこどもたちの居場所づくりプロジェクト
2023年活動報告|「えんぴつルーム」での学習支援、食支援などを通してこどもの居場所ができた
2024年活動報告|放課後の居場所として学習や活動、交流を盛んに行っています
事業の内容
・2割のこどもたちの学習意欲の向上を参与観察にて観測
・のべ150名のこどもたちが学習支援に参加(一日平均3人で計算)
こどもたちの参加者数目標のべ150名に対し、208名が参加し、達成率は139%でした。自主学習ノートをやるこどもたちが増加しました。例えば、虫の図鑑、動物の図鑑など。携帯電話を使い、ひたすらアニメについて調べたり、都道府県の名産物を書き出したり、難しい漢字を書き出したりしていました。
朝に勉強してえんぴつルームでは遊びがメインの子どももいました。えんぴつルームに来る子どものうち、一人でも進んで勉強できるようになった子どもも見られます。
事業の結果
・のべ150名のこどもたちが食支援に参加(こども食堂:一回平均10人で計算、軽食:一日平均3人で計算)←のべ208名参加
・生活保護世帯のこどもたちへの食事提供を努力目標とする。←こども達も参加は目標のべ150名に対し、208名が参加したことにより達成率は139%でした。軽食を好むこどもが増加した傾向にあるため、ツナマヨおにぎり(ツナ缶活用)などの準備を行いました。毎回、おにぎりを希望するこどもたちが増え、好評を博していることがわかりました。なお、大人が考えた梅干しは人気がないことがわかりました。おにぎりを握ったあとにラップにくるむ作業を行っていますが、こどもたちが喜び、おにぎりのラップに可愛い似顔絵を描いてくれました。
事業の成果
・のべ20名の外国につながるこどもたちがえんぴつルームの活動に参加。←団地で暮らす外国につながるこどもたちがえんぴつルームが主催するたこ焼きを購入されたり、えんぴつルームのブース近くでおしゃべりをされるなど、つながりを認識してもらえるように継続して働きかけを行ってきました。また、外国につながりのある保護者の方へのチラシの配布を行い、えんぴつルームの活動紹介を継続して行いました。しかし、英語や多言語のチラシがなかったため、今後は英語+ベンガル語など多言語のチラシを事前に準備していくことが目標となりました。
・のべ90名(日本人・外国につながるこどもたちを問わず)が多文化共生イベント(最低1回は実施 現在は防災にかかるイベントを予定)に参加。←笹山団地の見守り連絡協議会において、外国につながる方々とのコミュニケーションが困難を極めていると宮田会長からも課題として提起されています。えんぴつルームとしてできることを引き続き模索していきたいと思います。
・多文化共生にかかるイベント(現在は防災にかかるイベント)を1回以上開催し、そこでの参加者(保護者など含む)の3割がイベントテーマへの理解・学びを深める←笹山団地の住民が千丸台団地との意見交換会を開催する予定。外国につながる方々が参加できない可能性もあり、えんぴつルームとしても通訳などを買って出てサポートに入ることも検討していきたい。外国につながる住民に伝わるように橋渡し役(資料の翻訳、同時通訳など)を提案することを検討。
藤掛洋子 さん
横浜国立大学都市科学部長・教授、都市イノベーション研究院教授。
文化人類学、開発人類学、ジェンダーと開発学の視点から国際協力や人々のエンパワーメントについて研究・実践を行う。
1993年JICA海外協力隊パラグアイ派遣、その後、JICA専門家としてパラグアイ、チュニジア、ペルー、ホンジュラスなどでこどもや社会的弱者支援に関わるとともに政策立案も行う。
1995年にNGOミタイ基金を設立。2014年法人化、2017年パラグアイ大統領府承認、2021年認定NPO承認。2020年よりパラグアイでの学校建設とサポート経験を活かし、福岡と横浜でもこどもの居場所事業を開始。