プログラム活用事例
防犯 冬休みにできる安全対策をご紹介 ~防犯編vol.1~
活動報告まとめ
毎年好評いただいている、ベネッセこども基金の「防災」「防犯」「ネット」の安全教育プログラム。今回は、「防犯」のプログラムの活用方法について、最近1年に寄せられた活動報告からピックアップしてご紹介します。
冬休みは、いつもより防犯に注意 ふだん過ごすエリアも再度チェック 保護者と協力して、子どもたちを守ろう 入学前から安全への意識づけを
冬休みは、いつもより防犯に注意
防犯への意識は常に持っていたいものですが、冬休みはことさら注意が必要な時期でもあります。クリスマス、大みそか、お正月と、子どもたちにとっても楽しいイベントが続き、旅行や帰省、初詣などに出かけたり、大人がお正月や帰省の準備などで忙しくしていたりと、何かとふだんと違う行動になることが多いでしょう。
また、お正月にはお年玉をもらう子どもも多く、いつもより多い金額を持ち歩いたり、気分も浮かれがちになったりするものです。冬休み前には、防犯への意識づけを改めてしておきたいものです。
ふだん過ごすエリアも再度チェック
いつも通っている道だから、いつも遊んでいる場所だから...という油断は危険です。保護者のかたも、子どもたちはいつもの所で遊んでいるから大丈夫とつい安心してしまいがち。年末年始などの時期は、ふだん見かけない人が歩いていても、気に留めずに過ごしてしまうこともあるでしょう。ふとした隙に不審者にねらわれないよう、慣れた公園や通学路でも危険な場所がないか、改めて確認しておきましょう。外から入りやすいわりに見えにくい場所や、駐車場・駐輪場、マンションの共用部分などにも注意が必要です。
冬休みに注意しておきたいポイントをおさえ、身近な公園や通学路を事例として取り上げて安全指導を行ったこちらの「活用事例」も参考にしてください。
冬休み前に自分の身を守る安全意識を高める指導を実施:上白根小学校
保護者と協力して、子どもたちを守ろう
冬休み中の子どもたちの安全を守るには、保護者や地域の人たちとの連携が欠かせません。防犯上の注意や交通安全について学校で指導をしたら、その内容をご家庭とも共有しておきましょう。日ごろからの地域の人とのあいさつやコミュニケーションが、不審者を寄せ付けない町の雰囲気づくりにつながったり、出がけに保護者のかたがかける「車に気をつけてね」などの一声が、子どもの安全意識を高めたりします。
授業でどんな内容を学んだかを保護者の人に話したり、身の回りの安全についてご家庭で話し合ったりするとよいでしょう。
保護者のかたと連携して安全指導を行った「活用事例」として、こちらもご参考にしてください。
年末の交通安全週間に合わせて防犯指導も実施:垂井町立岩手小学校
入学前から安全への意識づけを
安全指導の内容は、冬休みが明けてからも活用することができます。たとえば多くの学校では、1月~2月ごろに、来春入学予定者への説明会や健康診断などを開いていることでしょう。在校生の児童だけでなく、新入生にも安全指導を行き渡らせるためには、入学前のこのタイミングがぴったりです。新学期から子どもたちだけで通学をする準備として、保護者のかたといっしょに通学路を歩いて危険箇所をチェックしたり、万が一の場合に助けを求める方法を教えたり、防犯ブザーの使い方をいっしょに練習しておいたりと、ご家庭のペースで4月までにしっかりと確認しておいていただくことができます。
新入生が安全な学校スタートを切れるよう、ぜひ計画的に安全や防犯について指導しておきたいものです。
入学予定者への説明会で防犯指導を行った「活用事例」はこちらからお読みいただけます。
入学予定者の保護者と、低学年児童向けに安全について考える時間をとりました:富士見台小学校
年末年始の防犯指導にベネッセこども基金の支援プログラムをぜひお役立てください。